選手日記「ロッカールームからこんにちは」
vol.237 松下彰吾選手(SO)
2022.04.30
さくら舞い散る中に忘れた記憶と君の声が戻ってく~る
吹き止まない春の風あの頃のま~ま~で~
ヒュルリーラ
ヒュルリーラ
と毎年春を重ねる毎に吹き止まない春の風で髪がヒュルリーラと飛んでいき、高校入学式の君(高校の学年主任の恩師)の声が頭に戻ってきます。
ロッカールームからこんにちは。クラブキャプテンの松下彰吾(兄)です。
4月、別れと出会いの季節ですね。この時期になると私は高校の入学式での恩師の言葉を思い出します。
入学式で恩師から伝えられた言葉は
「Where There is a will,There is a way.(志あるところ道あり)」
どんな困難が訪れようとも、成し遂げようという志を持てば道は開けるという有名なことわざです。
この言葉とともに入学した我々新入生に対し、恩師は、「わが高校は4年制だ。高校3年間はやりたいことに一生懸命取り組み、4年かけて進みたい道、大学に進めばいい!」と言ってくださり(多分言ったと思います)、そのお言葉を真面目に受け取った当時の松下少年は先生の言葉を守り、3年間はラグビーに全てを捧げ、真面目に4年かけて大学に入学しました。。。
さて、余談はこれくらいにして、「志あるところ道あり」に話を戻します。
我々ヴォルテクスは、九州電力のシンボルスポーツとして、3つの役割を担っています。
ラグビーを通じて
・企業ブランドの向上
・グループ経営基盤としての連帯感醸成
を図りながら
・社会を構成する一員としての地域貢献活動
についても積極的に取り組んで行くことです。
私はこの役割を果たすためにはチームが強くなることが最重要だと思っています。具体的には、まず、今の目標であるディビジョン2への昇格です。
今シーズンはリーグワン初年度ということもあり、オープンなマインドセットを持ち、様々なことにチャレンジしてきましたが、ディビジョン2への昇格という目標は叶いませんでした。この結果を真摯に受け止め、我々は、シンボルスポーツとしての役割を果たせているのか向き合う必要があります。
しかし、我々の役割そして、目標を見失わず、どんな困難があろうとも、必ず成し遂げるという強い志を持ち続けることが大切だと思います。
そして、Brotherhoodを掲げた今のチームはディビジョン2に昇格し、ファンや地域の方々、九電グループの皆さまから愛される、応援していただけるチームをつくっていくことができると確信しています。
我々の役割を忘れることなく引き続き志を高く持ち、ラグビー活動に取り組んでいきますので、応援よろしくお願いします!