白石監督が就任、合宿は王者の胸を借りて釜石で。小藪監督、森主将を中心に熱心な練習指導をうける。4度の練習試合で九電のあげたトライ僅かに1.5名の入部もあり、今年こその意気に燃えた西日本リーグの八幡戦は前半こそ10-10と競り合ったものの伝統の一戦にかける八幡の執念の前に10-34で敗れる。  
春に名島グランドが閉鎖されて、練習は福岡営業所に集合して南公園に走り、石段を駆け上がる。そして10月待望の香椎グランド完成、水はけの良さ、ナイター設備完備、おそらく当時としては日本一のグランドであった。グランド開きのリコー戦は14-11で競り勝った。  
そして迎えた社会人予選決勝の鞘ヶ谷、前半0-4とリードされたが後半2本のPGで逆転、最後まで鋭いタックルが決まり1トライを加えて、遂に打倒八幡を達成、9年ぶりの全国大会出場を勝ちとった。  
10度目の全国大会、初戦は新日鉄室蘭に32-4と圧勝したが、2回戦で近鉄に15-21と惜敗した。以降16年間に15回出場を遂げた九電ラグビー部復活の年である。

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