5月27日(土)、昨年に引き続き「九電スポーツフェスタ2017」が九州電力香椎競技場で開催されました。 これはラグビー部によるラグビーフェスタだけでなく、九電テニス部や柔道部による指導、九電グループのPRブースも設置し、約500名が来場されました。 ラグビーフェスタでは、ラグビースクールに所属する小学校5・6年生を対象にしたヴォルテクスカップ(タグラグビー大会)、 初心者向けのラグビーおもしろ体験を行いました。
司会進行は、松永選手・新人の山田選手に加え、ヴォルテクススペシャルサポーターである「パラシュート部隊の斉藤優さん」に務めていただき開会式からスタート。 福岡リゾート&スポーツ専門学校の学生さんによるウォーミングアップで体が温まったところからそれぞれの競技に分かれ、メイングラウンドではヴォルテクスカップがスタートしました。 ヴォルテクスカップは、各ラグビースクールの生徒さんがスクールの垣根を越えてチームを結成します。当日までどのチームの誰と同じになるかは分からない仕組みです。 初めて顔を合わせるので最初は控えめですが、チームを担当するヴォルテクスの選手と一緒に自己紹介やチーム対抗スキルリレーが始まると自然とコミュニケーションが取れるようになり、チームの一体感も生まれてきます。
メイングラウンドでは、タグラグビーの予選を3試合実施しました。 始めはコンタクトを行わないタグラグビーに慣れていないスクールの生徒さんたちも、ヴォルテクスの選手からのアドバイスやチーム内で話し合いどんどん上達していきます。
人工芝グラウンドでは、楕円球に触れたことのない未経験者の小学生に、パスやキック、ラインアウトリフト、またダイビングトライなど楽しくラグビーを体験していただきました。
ヴォルテクスカップ予選3試合が終了した後、休憩を挟み、九電スポーツフェスタ恒例の選手による余興です。 今回は、スクールの選手やコーチの皆さまも参加できる腕相撲、つなひきゲームを実施し、参加者全員が楽しんでくれました。
そして、白熱したタグラグビーの試合はここからが本番。 ベーシックスキルリレーの順位も加えた各予選リーグの1・2位チームがゴールドトーナメントへ、3・4位チームがシルバートーナメントに進み、それぞれで高順位を目指します。 一試合一試合、気の抜けない白熱した試合展開が繰り広げられました。
5年生のゴールドトーナメント優勝は島選手チーム。 6年生のゴールドトーナメント優勝は園中選手チーム。 各学年のゴールドトーナメントで優勝した2チームは、1stジャージ・2ndジャージを着たヴォルテクスとのドリームマッチ。 6年生とのドリームマッチにはパラシュート部隊の斉藤優さんも出場し、来場者を盛り上げるプレーを見せてくれました。 さすが優勝チーム。5・6試合行った疲労を微塵も感じさせず、エリア内を縦横無尽に走り回り、日頃鍛えている選手達もスクールの生徒さんたちの元気に圧倒されていました。
試合後は閉会式で優勝チームを表彰。 5年生のMVPには、草ヶ江ヤングラガーズの川嵜 優生君が選ばれ、中鶴主将より2ndジャージを、 6年生のMVPには、鞘ヶ谷ラグビースクールの大隈 珠姫さんが選ばれ川嵜監督より1stジャージが贈呈されました。 そして、各チームで解散会です。 日頃異なるチームに所属する相手でしたが、この日は仲間でした。別れを惜しむ雰囲気も感じられます。 当フェスタでは、昨年に引き続き、日頃タックルをするのが当たり前のスクールの生徒さんにタグラグビーをしてもらいましたが、「タグラグビーはとても楽しかった、 もっとやりたかった」という意見が大半でした。 また、「他チームの人と仲良くなれて良かった」、「自分のチームの人と対戦できて楽しかった」という意見もたくさん昨年同様いただけました。
■「ヴォルテクスカップ」に参加してくれたラグビースクールの選手の皆さん