去る11月19日(水)、キューデンヴォルテクスのNO.8川嵜拓生選手が「スポーツ夢大使」として筑前町立三並小学校(福岡県)を訪れました。

 「スポーツ夢大使」とは、福岡県より任命を受け、県内の小学校や自治体等の運動教室に参加し、スポーツの素晴らしさ、楽しさ、そして夢を持つことの素晴らしさを伝えるもので、福岡県にゆかりのあるスポーツ選手が28名選ばれています。
 ヴォルテクスからは川嵜拓生選手が選ばれ、今回の三並小学校訪問に至りました。


 三並小学校は、全校生徒が80名ほどの小さな小学校で、今回対象となる5、6年生を合わせても27名。
 マンモス校で小学校生活を終えた川嵜選手にとっては未知の世界で、不安そうな表情を浮かべながら学校に向かいました。

 スポーツ教室の内容は、講話とラグビー教室で、はじめは、講話の時間です。
 まず、川嵜選手が子供たちの前に立ち自己紹介をすると、子供たちは川嵜選手の大きさに驚いた表情を見せ、身長、体重を言うと、歓声があがり、「大きい!」という声が出るほどで、ラグビーの話になると、真剣な眼差しで興味深そうに聞いていました。


 川嵜選手は、“ラグビーはどんな体格の子でもできるスポーツ”として紹介し、チームワークが大切であり、みんなでやるからこそ面白いとラグビーの楽しさを伝えました。
 また、今までの自身のラグビー人生を振り返り、「時には挫折することがあります。続けるということを力にして取り組めば、いつかうまくいくようになります。その力を信じて頑張ってほしいと思います。」と続けることの大切さを話し、何かを継続する上で“小さいことでも良いから目標を立てること”を実施してほしいと熱く語りました。
 そして、川嵜選手自身が好きな言葉『才能とは諦めないことである。』を紹介し、講話を終えました。
 講話後に質問コーナーを設けると、今まで静かに聞いていた子供たちからたくさんの質問が出てきて、川嵜選手の話が子供たちにしっかりと伝わっていることを実感した一時でした。


 次のスポーツ教室では、小学生用のラグビーボールを使って色々なゲームを行いました。あいにくの雨で体育館での実施となりましたが、ゲームの中には、ヴォルテクスの練習でも実施しているビジョンドリルという視野を広く、コミュニケーションを取り合って行うドリルもあり、小学生は四苦八苦状態。それでも、楽しそうな表情は消えることなく、最後の最後まで元気に取り組んでいました。




 約2時間、当初の予定より30分も長い学校訪問でしたが、あっという間に時間は過ぎ、川嵜選手はいつの間にかサイン攻めとなりヒーロー的な存在となって、大盛況で幕を閉じました。

 最後になりましたが、スポーツ夢大使事業の実施にあたり多大なるご尽力をいただきました筑前町立三並小学校の三善教頭先生をはじめとする学校関係者の皆さま、そして、福岡県教育委員会関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

 学校訪問を終え、子供たちに自身の伝えたかったことがしっかりと伝わったのか心配しながら香椎グラウンドに向かった川嵜選手、お疲れさまでした!


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