九州電力ラグビー部は、九州各地で梅雨終盤の大雨が降る中、大分県高体連からの要望によるラグビー教室を開催しました。
まず神田監督より開講の挨拶です。 昨年シンボルスポーツとなった九州電力ラグビー部が、九州ラグビーの発展のため地域貢献活動を行なっていることや、今年トップリーグへの昇格を目指す九州電力ラグビー部への応援依頼、そしてさりげなく九州電力のPRをするところは、さすが中間管理職です。 また、山村選手(大分雄城台高)、今村選手(大分舞鶴高)、齊藤選手(大分舞鶴高)を始めとする選手紹介も行ないました。
午前中は我々も始めての取組みとなる、セミナー形式による講座を行ないました。村上テクニカルアナリストが1週間以上の時間をかけて編集したビデオを使用して、コンタクトスキルの重要性、安全なタックルへの入り方を説明しました。 ボールキャリアの技術、サポートプレーヤーの技術について、午後から行なう練習が、試合のどのような場面で必要になるのか。九州電力ラグビー部の試合を参考に、良い例、悪い例をそれぞれ紹介して、参加者へ練習の目的などを理解して頂きました。
午後からは実践練習。午前中から雨模様のため、ウォーミングアップを兼ねたハンドリングスキルとタックルスキルの練習は、室内練習場で行われました。 エアコン設備が無いため、蒸し風呂状態の中、選手、高校生、指導者の皆さまは、額に玉のような汗をかきながらも熱心に練習に取り組んでいました。 練習の中で、山本英児選手がタックルへ入るポイントとして、パドリング(タックル寸前の足の運び方)を指導すると、すぐに実践して見違えるような動きになるところは、本当に高校生の吸収力に驚かせられました。
その後は、ポジション毎のスキルトレーニング。この日唯一のフッカーは、スローイングの名手(?)谷口選手とマンツーマンでスローイングの練習。 リフティングサポートのつき方は「宗大丈夫?」という周囲の心配をよそに、田中選手が中心に指導を行ないました。 スクラムハーフにパスの指導を行なう松尾(匡)選手は、小柄なため選手の中に馴染んで練習を行っていました。しかし高校生の選手には、小さくても努力すればトップリーグで戦えるレベルになれるということを実感してもらえたのではないでしょうか。
今回は42名の選手と20名を超える指導者の皆さまに参加を頂きありがとうございました。短い時間ではありましたが、我々も楽しい時間を過ごすことが出来ました。 また、指導の補助をして頂いた大分支店ラグビー部の皆さまお疲れ様でした。 九州電力ラグビー部では、今後もラグビーを通して、地域の皆さまとの交流を続け、愛され、応援していただけるチームを目指します!!