九州電力ラグビー部が日本とオーストラリアの友好関係の構築に寄与したとして、オーストラリア政府から表彰されることになり、2月15日(水)、福岡市内のホテルで授賞式が行われました。

オーストラリア政府は、2004年から、「オーストラリア・インポート・アワード」として、年に1回、オーストラリアの商品やサービスの輸入に関して顕著な功績をあげた企業や個人を表彰しています。


授賞式の冒頭、マクレーン駐日大使から
「今年は日豪友好基本条約が締結されてから30年目の年であり、交流年と位置づけています。これを機会に更に交流が深まることを願っています。九州電力など多数の企業がオーストラリアと取引を行っているように、両国は非常に交易が盛んです。このような交易に尽力してこられた皆さまに感謝を申し上げると供に、今後の更なる交流促進を祈念します。」 と挨拶がありました。

今回、当社ラグビー部は、長年に亘ってオーストラリアのラグビー選手を招聘し、人的交流を通して二国間の友好関係の構築に寄与したとして、この「オーストラリア・インポート・アワード」を受賞しました。
  授賞式には、当社ラグビー部から、部長の一ノ瀬常務をはじめ、齋藤副部長、神田監督、トンプソンヘッドコーチが出席。 一ノ瀬常務が、マクレーン駐日オーストラリア大使からトロフィーを授与されました。

[一ノ瀬常務スピーチ]
「今年は日豪友好基本条約が締結されてから30年目の年であり、交流年と位置づけています。これを機会に更に交流が深まることを願っています。九州電力など多数の企業がオーストラリアと取引を行っているように、両国は非常に交易が盛んです。このような交易に尽力してこられた皆さまに感謝を申し上げると供に、今後の更なる交流促進を祈念します。」 と挨拶がありました。

元々、オーストラリアと九州電力は発電用の燃料輸入で昔から深いつながりがありました。 30年前の1977年(S52年) ウランの購入契約交渉をクイーンズランド・マインズ社(QM社)他と開始した際、交渉は難航しました。
しかし、双方の代表者(当社:永倉社長、QM社:ルミナー会長)がラグビーの愛好者であることが分かり、理解を深め妥結の道が見つけることができました。
それから5年後の1982年からラグビーの交流が始まりました。なお、交流実績は過去5回(九電訪豪:3回、カウラ来日2回) 幸い、オーストラリアは、ラグビーの強い国でもありました。
九電ラグビー部は、10年前からオーストラリア選手を招聘し始めましたが、これまで5名来て頂き、現在もコーチを含め3名が在籍しております。
オーストラリアA代表のヘッドコーチの経験をもつ、エードリアン・トンプソン氏をはじめ、オーストラリア代表で活躍し、世界的に有名なセンターである、ナイザン・グレイ氏、屈強なスクラム、運動量豊富なリック・ティレル氏の3名が、当社ラグビー部の大黒柱として活躍中であります。
特にナイザン・グレイ選手については、オーストラリア代表35回という輝かしい経歴の持ち主で、プレイヤーとしてだけではなく、ラグビーを志す人間がどうあるべきかを身を持って示していただき、今後、九電ラグビー部のみならず、日本ラグビー界に与える影響は計り知れないほど、大きなものであると確信しております。
当社ラグビー部をホームページで紹介していますが、先般グレイ氏のお父上からも、熱い応援メッセージをいただくなど、一方ならぬご支援をいただいています。
また、このような選手を当社に招くことができたのも、ひとえにオーストラリア総領事館の皆様のご支援の賜物であり、この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。

さて、昨年4月に当社の「シンボルスポーツ」という位置付けにしてもらい、練習に励んできました。今年度は、先日のトップリーグ入替戦で対セコムラガッツに惜しくも敗れ、トップリーグ入りを逃しました。試合には結果して敗れはしたものの、前年度から、目覚しい成長を遂げることができました。
これもひとえにトンプソンコーチの指導の賜物であり、又オーストラリアのラグビー選手の活躍の賜物でございます。 4月からは、もう一名、オーストラリアからFWの選手を招聘しますし、日本人選手6名の入部も決まっていますので、オーストラリアラグビーの技術、精神を九電ラグビーに、より一層浸透させ、今年達成できなかったトップリーグ入りを再度、目指して行く所存でございます。
今後共、オーストラリア総領事を始め、皆様方には、色々お世話になると思いますが、これからも変わらぬご支援をお願いしまして、お礼の挨拶と致します。
本日は本当にありがとうございました。





[ウェーリング総領事インタビュー]
Q1  受賞の理由は
A 今年は、ご存知のとおり、日本とオーストラリアとの文化交流を開始して30周年目の記念の年です。
その節目の年にあたって、これまでのラグビーをとおした九州電力の活動が両国の友好親善に貢献されてきたということから、今回表彰させていただきます。
Q2 今後九電ラグビー部に期待することは
A  ハイレベルなオーストラリアの選手を引き続き招いてもらうことで、九電のラグビーの技術がより高まると供に、2国間の交流が深まっていくことを期待します。
今回、惜しくも、トップリーグ入りを逃しましたが、来シーズンはトップリーグに昇格できるようオーストラリア総領事館としても協力していきます。

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