Fkanker 平野勉 Fkanker 平野勉

 初のトップリーグ参戦 13試合の長丁場 十分な準備を行い臨んだ今シーズン。 根幹にブレはなかった。 ただ結果が伴わない 。
 チームとしてより良い形を求めてのマイナーチェンジを繰り返しつつ走りつづけた。
 「尊敬」「自信」「責任」「精度」「激しさ」を毎試合呪文のように自分にそしてチームメイトと 唱えつづけた。
 結果は4勝、勝ち点21、最終順位10位と最低限の目標はクリア出来た。

 個人的には一度もピッチに立つ事は叶わなかった。 叶えるものではなく自分自身で掴み取るものだと判ってはいるが‥。
 もっと激しく、もっと厳しく、冷静さを失わず、自分を客観的に捉えられる自分にならないといけない。

 来シーズンはピッチの内側からメンバーやスタッフの笑顔に迎えられる自分になりたい。


九州電力キューデンヴォルテクス
平野 勉

Lock 山元宗一郎
Lock 山元宗一郎

 「ピッピッピピ〜〜!」無情にも鳴り響いたノーサイドの笛。

 36−10 忘れもしない日本IBM戦。勝ち点「1」も取れずに完敗した。
 メンバーにも選ばれず・・・勝てると思っていた相手に負け・・・。
 ただでさえ「なで肩」なのに、肩が無くなるくらい肩を落として家路についた。

 玄関に荷物を置き、脱力感たっぷりにドサッとソファーに腰掛け、見る気もないテレビをつけた。今日一日を振り返りながらボーっとしていると、テレビからこんな言葉が耳に入ってきた。
 「人は70%の自信と30%の不安で成功できる・・・」と。
思わずリモコンを手に取り音量を上げた。テレビで語っていたその人は続けた・・・。
 「人は30%の不安を持つことで、その不安を無くそうと一生懸命頑張る。
 自信を持つことはいいことだが、その自信が100%に近ければ近いほど過信・慢心となり心に油断が生まれ、人は失敗する。」・・・と。

 グランドに立ったメンバーはどうだったのだろう?他の部員はどうだったのだろう?
 少なくとも私は一抹の不安も抱かず試合までの2週間を過ごした愚か者だった。
 「70%の自信と30%不安」

 なんでもない日に聞いていたら聞き流していたかもしれないこの言葉。
 あの日から私の胸に深く刻まれている。。。


九州電力キューデンヴォルテクス
山元 宗一郎

Flanker 松本允
Flanker 松本允

 このシーズンを通して自分の中で大きく変わったものがあった。
 それは、応援して下さる人たちへの感謝の気持ちである。
 学生時代、早稲田大学でラグビーをしていた私は、いつも当たり前のように応援してもらい、応援してもらえることが当たり前と感じているところがあった。しかし、今年一年で、応援のありがたさ、感謝の気持ちというのを大変感じることができた。

 今年トップリーグが始まり、日本各地で試合が行われた。もちろん、九州外ではキューデンヴォルテクスのことを知っている人は少ない。しかし、いつでも、どの会場でも、自分たちを応援してくれる声援を感じることができた。たとえ、東北で行われた試合であっても、変わらず応援してくれる人たちがいた。その声援のおかげで、試合中苦しい局面でも心がおれることはなく、勝った時には一緒に心から喜ぶことができた。また、負けた時には、本当に申し訳ない気持ちになった。今まで、試合で負けて、悔しいと思うことはあったが、申し訳ないという気持ちになったことはなかった。

 今年、チームとして掲げた「5勝」という目標を達成することはできなかったが、自分個人としては、ラグビー選手として、人として大きく成長することができたシーズンだったと思う。  来シーズンは、一つでも多く勝って、応援してくださる方々の気持ちにこたえたいと思う。

九州電力キューデンヴォルテクス
松本 允

Prop 小柳和幸 

Prop 小柳和幸

 今シーズンはとても充実した年になった。 ふと、06〜07シーズンを思い出す・・・。 チームには良い年になった(トップリーグ昇格)が、あまり試合に出ることができず、個人的には満足できる結果ではなかった。
 しかし、今シーズンは春から試合に多く出場する機会も増え、トップリーグの試合にも出場できた。これに満足することなく、今シーズンの反省を生かし来シーズンに繋がるようまた頑張っていきたいと思う。


九州電力キューデンヴォルテクス
小柳 和幸

Prop 松尾健一 

Prop 松尾健一

 今年は春の練習試合から一度もAチームに入ることが出来ないままシーズンが開幕しました。
 そんな中でも「必ず自分にもチャンスが訪れる!」と信じ続け、トレーニングに励んだ結果、7節以降の試合全てにメンバー入りすることができ、充実したシーズンを終えることができました。今シーズンの個人目標は怪我をせずにシーズンを終えること。普通の人からすれば「小さい目標」だったのかも知れません。しかし私にとってはもの凄く「大きな目標」でした。
 今年は入社以来、初めて長期間の離脱がない「大きな目標」を達成できたシーズンで、この目標を達成できたのは日頃よりケアを献身的に行っていただいたチームトレーナーをはじめとするスタッフの方々のおかげです。
 この場で言うのも変ですがお礼申し上げます、ありがとうございました。

 サポーターのみなさまに対してはこの場で書ききれないのでメールマガジンで書かせてもらいます。
  一年間ありがとうございました。


九州電力キューデンヴォルテクス
松尾 健一


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