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今シーズンからヴォルテクスの一員となり、得点力と機動力のある左WTBとして、試合を重ねるごとにますます存在感を増している末藤選手。トップキュウシュウリーグ最終節となった中国電力戦では3トライを決めると共に、ディフェンスでも正確なタックルでチームに貢献しました。試合中とは打って変わって、普段は穏やかな語り口が印象的な末藤選手に、中国電力戦を振り返ってもらいました! |
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●中国電力戦を最後にトップキュウシュウリーグを終えた今の心境は?
勝ててあたり前という気持ちで戦ってきたので、トップキュウシュウリーグで一位になってうれしいとか、ほっとしたというよりは、通過点という気持ちが強いです。
●中国電力戦では前半に2本、後半に1本の合計3トライを決めました。本戦において、特に意識していたことはありますか?
会場となった九電香椎競技場はいつも練習している場所でもあるので、気持ちを作るのが正直難しいとは感じていました。でも一週前に行われたマツダブルーズーマーズ戦のときはいい雰囲気で試合に臨めていたので、そのときのことを意識して準備しました。
試合中はFBのレイサム選手がボールを持つと自分の前のディフェンスプレーヤーもそっちに引きつけられるので、サポートしてボールをもらえるようにということは考えていました。
そして最初のチャンスでキックチェイスをしたのですが、それが判断ミスだと自分でも思ったし、周りからも指摘されたので、それを挽回しようとそれ以降はより1対1で勝負してトライを目指しました。 |
●9月の開幕戦からリーグを通してのチームのパフォーマンスについてどのように感じていますか?
7月にヴォルテクスに入ってから12試合出場させてもらい、チームとしてステップアップしているのがわかります。チーム全体のゲームへの理解力も上がったし、みんなでひとつのことをやろうとしているのが伝わってくる。
今シーズンにチームが経験したよくなかった試合のこともみんなが覚えていて、それを活かして成長につなげています。途中には前半、もしくは後半しかいいパフォーマンスができないということもあったけど、最近では80分間を通して波が少なく、レベルを保ってプレーできるようになってきています。
●右WTB早田選手とFBレイサム選手とのバックスリーで出場する機会が多かったと思いますが、2人とプレーすることについて、そして最近のBKの様子について教えてください。
いいBKのプレーヤー2人なので一緒にやっていて刺激になるし、助けてもらっているし、学ばせてもらっています。だからこそ自分だけミスできないという思いもあります。ずっとトップチームでプレーしてきたレイサム選手からアドバイスをもらうことも多いし、いいプレーをしたら褒めてくれるのでそれは自信になりますね。
夏からBKで点が取れずFW頼りなところもあったけど最近ではBKでもパスがまわりだして、レイサム選手が戻ってきてからさらにBKのアタックにおいていい影響をたくさん受けています。 |
●トップチャレンジ1進出を決め、いよいよこれから正念場となります。今後の意気込みをきかせてください。
まずは試合に出たいです。これから大事な試合が続きますが、怖さもあるけど楽しみのほうが圧倒的に大きいです。
まず一戦目を勝たないと次が苦しくなるから一戦目を確実に勝利して、そして二戦目をホームで勝ちたいです。
●7月からヴォルテクスのメンバーとなった末藤選手、チーム、そして福岡での生活には慣れましたか?
みんな九州人なので性質が似ていて打ち解けやすいというやりやすさもあるし、帰ってきたという感じがしています。
練習時間が限られている分、取り組む姿勢も向上して、練習時間もより密度が高く大切に使えていると思います。
●ファンの方々にメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。いつも応援席に近いはしっこのポジションにいるので、声援もよく聞こえています。これからトップリーグに昇格するためのトップチャレンジの特別な3試合では、より一層声援が力になると思います。これからも応援をよろしくお願いします! |
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