Pick Up Player
Pick Up Player vol.4
吉上耕平選手

今週のPick Up PlayerはLO吉上耕平選手です。サントリー戦とは打って変わり、ヴォルテクスはNEC戦では非常にセットプレーが安定し、チャンスでもピンチでも安定していたことが功を奏しました。セットプレーの一つであるラインアウト。ヴォルテクスにおいては、ラインアウトの要である吉上選手にNECグリーンロケッツ戦を振り返ってもらいました!



1. NECグリーンロケッツ戦を終えて、今の心境は??

今回の試合に臨むにあたり、「この試合に勝たなければ次はない」という強い意志を持って戦いました。結果は出せませんでしたが、「4連敗したからといって、下を向いている暇はない。次の試合に向けて、先頭になってチームを引っ張り、ヴォルテクスのラグビースタイル“ひたむきさ”と“Team comes first”を貫くしかない」、というのが今の心境です。

2. サントリー戦では、セットプレーが苦しい状況でしたが、このNEC戦では、セットプレーの安定が絶対条件でもあったと思います。試合を振り返ると、セットプレーを完璧に修正し臨めた上、特にラインアウトでは、完全にヴォルテクスが支配していたと思うのですが、この1週間でどのようにして修正したのか、また、実際にセットプレーでリードできる自信はあったのでしょうか?


セットプレーを安定させることは私の使命です。まず、自分たちのセットプレーを安定させ、生きたボールをバックスに供給する。そして、敵ボールに対して徹底的にプレッシャーをかける。準備をしっかりと行い試合に臨んでいるので、いつも自信を持ってグラウンドに立っています。
この試合では、特に相手ボールのラインアウトでプレッシャーをかけることができました。また、相手のモールに対して激しくプレーすることも、この1週間練習してきたので、その成果が出たと思います。
しかし、自分たちのチャンスの時にノットストレートやサインミスがあるなど、精度が低いプレーも目立ちました。この細かい部分が出来なかったことが、今回の勝敗を分けたと思っています。

3. あと一歩、勝利目前での惜敗に落胆と悔しさは計り知れないですが、第1、2節に比べると、チームとして調子は上昇していると思いますが、長年ヴォルテクスに在籍している選手として、チーム状態は今どのようにあると感じていますか?

ヴォルテクスは今年で3年目のトップリーグのシーズンを迎えています。そして、今、目の前に大きな壁があります。この壁をどう乗り越えるか、選手一人ひとりが覚悟を決め、乗り越えなければならない時期が“今だ”と感じています。
選手一人ひとりが、熱意を持って、今年のチームスローガン「貫く」を貫き通さなければいけません。
チームは先週から質の高い、良い練習が出来ています。この練習を毎日貫き通し、壁を乗り越えることができたとき、ヴォルテクスは大きく生まれ変わっていると信じています。

4. ラインアウトでは、見事に相手を抑え、フィールドプレーでも速い足を生かした突破、ブレイクダウンと終始チームを上手にリードし、活躍していたと感じましたが、自分自身でこの試合の点数をつけるとすれば、何点ですか??また、その理由は?

確かにここ数試合、ワークレートも高く、体がフィットしている感じがします。ただ、試合でのパフォーマンスに点数をつけることは出来ません。
強いて言えば、最後のワンプレーでゴール前1メートルに迫った時、パスをもらえばトライという場面がありました。そこで、私はパスをもらうことが出来なかった。それは何故か?そこには、自分の存在を味方に伝えることはできたけど、具体的な深さや距離まで伝えることができなかったという理由があります。
それに気づいた時、非常に悔しかった。練習でやったことしか、試合ではプレーできません。日々の練習がまだまだ甘かったということです。

5. 次節、三洋電機ワイルドナイツ戦に向けての意気込みをお願いします。

三洋電機戦に向けて、しっかりと準備を行い、自信をもって臨むだけです。そして、シンプルなことを精度高く出来るかどうかだと思っています。三洋電機は強い相手ですが、私たちの覚悟を示せるちょうどいい相手ではないでしょうか。

6. 宮崎でも非常に多くのファンの方々が熱いエールを送っていただきましたが、最後に、いつもヴォルテクスを支えてくれているファンの皆さまにメッセージをお願いします。

宮崎でも多くの方々に応援していただき、本当に幸せでした。熱い九州魂がぐっと込み上げてきました。あとは選手がグラウンドの上でその声援に応えるだけです。先程も言いましたが、選手一人ひとりが、熱意を持って、貫き通せるかどうかだと思います。
ヴォルテクスはトップリーグで活躍し続けなければいけない。2019年のワールドカップや7人制のオリンピックを目指す九州の子どもたちのためにも、選手やファンの皆さまが誇れるチームにならなければいけない。その使命感を持って、毎日貫いていきますので、これからも応援してください。


ナイサン・グレイ選手  小蝌a幸選手選手

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