|
今週のPick Up Playerは、松本允選手。トップリーグ内のFL選手の中でも1、2を争う小さい身体でタックルやジャッカルなどディフェンスやブレイクダウンでのプレーが多く見られますが、マツダブルーズーマーズ戦では、苦しい状況から抜け出すきっかけとなったトライで活躍を見せました。良い流れを持ち込んだ松本選手に、試合を振り返ってもらいました! |
|
1、 マツダブルーズーマーズ戦を終えて、今の心境は??
ほっとしたと言うか、不甲斐ない試合をしたというか・・・。
とりあえず勝てて良かったです。
自分たちにとって、負けたら何かを失う試合というのは初めてだったので、これがそういうプレッシャーなのかなって思いました。今までは、自分たちの方がチャレンジャーと言うか、挑戦者の立場で試合に挑むことが出来たので、変な気負いもなく思いっきりプレーすることが出来ていましたから。
それがマツダ戦は、始めて迎え撃つ、挑戦される立場になって、気持ちで受けてしまったのではないかなと思います。
まあ、勝って反省できるというのがこの試合での唯一の良いところだったと思います。自分たちの最低のプレーを知ることができたし、来シーズン同じ過ちを繰り返さないよう何が必要か知ることが出来たと思います。
2、 正直なところ納得いく試合展開ではないでしょうが、いつものヴォルテクスを前面に出すことができなかった理由として、大きな緊張感や勝利に対して執着し過ぎた様子など、試合を迎えるにあたって変わった様子はあったのでしょうか?
試合前の雰囲気はいつもと変わらないと感じていました。自分個人としても、いつも通りの試合前のコンディション、モチベーションでした。
実際、試合当日までの練習も、シーズン中以上のモチベーションで練習できていたと思います。
ただ、試合が始まると、一人一人が気負いすぎていたのか、簡単なミスをしてしまい気づかないところでみんな緊張していたのかなと思います。
3、 後半の後半まで思うようにいかない自分たちのプレーに対して、グラウンドに立つ15人は、どのような雰囲気・様子であったのでしょうか?また、個人的には、ピンチの際にどのようなことを意識してプレーしていましたか?
やはりチーム内に焦りのようなものはありました。それぞれが自分で何とかしようと強く思ってしまい、それが逆にチームプレーを忘れさせ、個人プレーばかりになってしまい、それでまたミスをして、また焦りがうまれてと・・・。まさに悪循環でしたね。
私個人としては、自分ができることをしよう、いつもどおりのプレーをしようと意識していました。試合中、ゲインし過ぎてあとのフォローが追いつけなかったり、いつものポイントとずれが生じて、それで逆にミスが多くなっていると感じました。 無理なプレーはせずに、基本に立ち返ろうと。
|
4、 松本選手は、10対10から相手を突き放すトライを決めましたが、トライを決めた瞬間の気持ちを教えてください。
同点になっても、なかなか思うようなプレーをできない時間が続いていたので、正直よかったと安堵のような気持ちに加え、非常にうれしかったです。
これで、チームにも勢いが出て、いい流れになってくるんじゃないかなって思いました。苦しい時間帯に、いい形でトライが取れたので、自分でも良いトライだったと思います。 |
|
|
5、 前述にもありますが、後半30分のトライがヴォルテクスの流れを大きく変えました。アタックに加えディフェンスでも激しさを見せ、活躍した松本選手でしたが、自身のプレーに点数をつけるとすれば、何点ですか? また、その理由は?
点数をつけるなら、30点。
前半自分も、無理なプレーをしてしまい、ミスをしてしまったので。
今年は、シーズンを通して、自分が納得できるプレーが少なかったと思います。昨シーズンは、ブレイクダウンでの仕事で、いいプレーができていたと思うのですが、今シーズンは、反則を恐れてブレイクダウンでの仕事が消極的になってしまったと思います。
だから、今年一年間通しても、自分のプレーに点数をつけるなら、良くて50点くらいですね。
6、 来シーズンもトップリーグです。今シーズン以上の活躍が期待されると思いますが、来シーズンに向けての意気込みをお願いします!
先ほど答えたように、自分個人のプレーとしては、今シーズンを通して納得できるプレーが少なかったので、来シーズンはその反省を生かして、よりよいプレーができるようにしたいです。
今シーズンは、チームとしても、自分個人としても、より強くなる為の、我慢のシーズンでもあったので、来シーズンはファンの方々にその成長の証をお見せしたいと思います。
7、 今シーズンを通して大きな声援を送り続けてくださったヴォルテクスファンの皆さまへメッセージをお願いします。
今シーズンは応援してくださった方々に、フラストレーションばかりたまる試合をしてしまったと思います。
来シーズンは、応援に来てくださる方々と、共に勝利の喜びを味わう回数を、もっと増やせるようがんばりますので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。 |
|