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今週のPick Up Playerは、中村嘉宏主将です。主将としてチームを引っ張りながらも、スクラムにおいてはトップリーグでも屈指の強さを持ち、チームには必要不可欠な存在。苦境の中、チームに勢いをつけるほぼ完璧な試合展開で勝利し、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた中村主将に福岡サニックスブルース戦を振り返ってもらいました! |
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1、 福岡サニックスブルース戦を終えて、今の心境は??
正直ほっとしています。相手のビデオを試合前に見て、何処からでも攻撃してくるスキの無い印象だったので、まさかこんな点差で勝てるとは思ってもいませんでした。
2、 ここ2、3試合良いチーム状態で接戦を繰り広げていましたが、あと一歩のところでの敗戦には、主将としても一選手としても苦しい日々だったのではないでしょうか?その苦境の中、頑張ることができたのはどのような理由からですか?
毎試合たくさんのファンの方々が応援に来てくれて、また、応援メッセージにも熱い励ましの言葉があったので、是非皆さんと喜びを分かち合いたいという気持ちでいっぱいでした。また、同じ職場の先輩方からも激励をうけ、沈んだ気持ちもすぐに忘れ、前向きに頑張る事ができました。
3、 試合を振り返って、勝因となったポイントはどのようなところですか?
具体的にお願いします。
今回の試合はセットプレーだと思います。吉上さんを中心としたラインアウト、フォワード8人で80分間集中の出来たスクラム等セットプレーで安定したボールをバックスに供給できたのが勝因だと思います。また、ディフェンスでも相手にプレッシャーをかけ続けることが出来、非常に満足しています。
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4、 雨の中でのゲームにも関わらず、5トライを奪い、アタック、ディフェンスともに終始リードし続ける最高の試合運びができたと思いますが、試合を迎えるにあたってチーム全員で意識したことや、この試合に対する思いが強かった面など、チーム内に変化はありましたか?
先週の練習の中で、トンプソンHCが「攻撃ゾーンにおいてはチャンスではなく、我慢という言葉を使おう」と指示しました。それは今までヴォルテクスが攻撃ゾーンにおいて焦りが出てしまい、チャンスの場面でミスが出てしまっていたから、焦るのではなく、味方を信じて攻撃フェーズを重ね、トライをするまで攻撃を我慢して続けようという意図がありました。この試合はこれを実践する事ができたので、雨の試合にも関わらず、ミスも少なく、5トライを奪う事が出来たのではないかと考えます。 |
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5、 中村主将が絡むセットプレーにおいては精度の高さを見せ、特に自身の思い入れの強いスクラムでは圧倒的な強さを見せ「マン・オブ・ザ・マッチ」となった中村主将ですが、自身のプレーに点数をつけるとすれば、何点ですか? また、その理由は?
70点ですかね。自分はもっともっと出来るプレーヤーだと信じてますし、そうなりたいと思っています。だから100点はいつまでも取れない気がしますね。今回私がマン・オブ・ザ・マッチを頂く事になりましたが、今回は15人全員が常に集中できていたし、私が抜きん出たプレーを出来ていたわけではないので、今回頂けたのは、私の運が良かったのかなと思います。(笑) |
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6、 次節は再び地元福岡での開催、そしてトップリーグ昇格をかけて2年前に競い合った相手近鉄ライナーズになりますが、近鉄ライナーズ戦に向けての意気込みをお願いします!
2年前に公式戦を戦ってはいますが、相手も強化していますし、トップリーグでも既に3勝を挙げている強豪ですので、ヴォルテクスらしくひたむきにチャレンジ精神で戦いに臨みたいと思います。今年は年末に合宿も行い、より完成度の高いキューデンラグビーをファンの皆さまにお見せできたらと思います。
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7、最後に、チームにとって本当に心強い存在であり、どんな状況でも熱い声援を送り続けてくださるヴォルテクスファンの皆さまへメッセージをお願いします。
ヴォルテクスのファンの声援は日本一だと思います。その声援に劣らぬよう選手も精一杯プレーしますので、あと3試合、共に戦いましょう!そして、勝利の喜びを分かち合いましょう! |
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