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今週のPick Up Playerは、齊藤玄樹選手です。開幕5連敗のどん底から念願の初勝利を得たヴォルテクス。昨季プレーオフに進出したトヨタ自動車ヴェルブリッツに対し、齊藤選手は怯むことなく、アタック、ディフェンスともにあらゆる局面で大活躍し、勝利の立役者となりました。今回は、その齊藤選手にトヨタ戦を振り返ってもらいました! |
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1、 トヨタ戦を終えて、今の心境は??
やっと・・・って感じです。嬉しいというよりも、やっとファンの皆さんに勝利をプレゼントできたことに対してのホッとしたという気持ちのほうが大きいですね。
2、 大変多くのファンが待ちに待っていた勝利ですが、トヨタ相手に勝てる自信はありましたか?また、勝つためにどのようなことを重視して臨みましたか?
“原点回帰”です。今シーズンは毎試合対戦相手を意識しすぎた事で、ヴォルテクスの本来の強みが自然と薄れてきていました。IBMに負けた後、昨年のビデオをチームみんなで見ることで、忘れかけていたものをもう一度取り戻すことができるかどうか、戦術云々、対戦相手云々よりも、各個人の意識の再認識ができたことによって、自然とトヨタにも勝てるという自信が湧いてきました。
3、 トヨタ戦のゴール成功率は100%という完璧なゴールキックでしたが、自分のゴールキックを振り返ってどうですか?特に後半の11分に40mほどある距離からのPG、そして追いつかれかけた30分の外せない大事なPGは、非常に緊張感のある中でのキックだったと思いますが、自身の心理状況はどのような感じでしたか?
とにかくホッとしてます。「俺がんばったな〜」と思うのと同時に、ひとつでも外していれば負けていたと考えると、できればもう蹴りたくないなって思いますね。。。(笑) ただ、試合中は良い緊張感で蹴ることができました。全ては日頃キックの練習に付き合っていただいてる郷田コーチ・吉岡選手・学生トレーナー・佐藤選手のおかげです。
4、 アタックではトライに繋がるパスや小柄な身体で再三のライン突破、ディフェンスでは激しいタックルで相手を仕留めピンチを回避。ゴールキックも全て成功させた大活躍のトヨタ戦でしたが、自身のプレーに点数をつけるとすれば何点ですか?また、その理由は?
85点くらいです。トヨタ戦では、個人的にタックルを重視してやっていましたが、しっかりと肩でヒットするタックルができましたし、吹っ飛ばされることもなかったので満足しています。残りの15点は後半に足がつってしまいました。自己管理がなってませんでした。
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5、 昨シーズンの後半からは試合メンバーの中でも中心となって、SOとしてゲームメイクに限らず自ら仕掛けていく等レベルアップしていると感じますが、どのような部分で成長してきたと実感しますか?
経験値だと思います。謙遜する訳ではないですが、アタックで言えば、久木元選手のほうが僕より上だと思いますし、ディフェンスでいえば、瓜生選手の方がはるかに良い。でも、今までの経験を考えると僕の方が上です。毎試合自分はもっとうまくなれると確信しています。これからも現状に満足せずさらにレベルアップしていきたいです。
6、 次節の神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦に向けての意気込みをお願いします!
今回の勝利をひとつのターニングポイントとできるように、激しく、華麗なヴォルテクスのラグビーができるように、空き期間の1ヶ月で、よりよいチームを作っていきたいと思います。 |
7、 最後に、ヴォルテクスファンの皆さまへのメッセージをお願いします。
いつも温かい応援ありがとうございます。今回の勝利もサポーターの皆さんの日本一の応援のおかげです。トップリーグ前半は不甲斐ない試合をお見せしてしまいましたが、後半の7試合全力で戦っていきますので、これからも変わらぬ応援よろしくお願いします。一緒に勝利をわかちあいましょう!! |
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