2010年8月18日(水)の日記
前回の日記“四国お遍路の旅”の続きです。
次なるお寺へ向かうため、一旦観音寺駅に戻り、ひと駅先の本山駅を目指しました。
お遍路といえば、歩いて回るイメージが強いのですが、最近では歩きで回るお遍路さんはほとんどおらず、車かバスツアーが多いとのことでした。
本山駅から、徒歩20分。
第70番札所 本山寺(もとやまじ)に到着。五重塔が象徴的で、弘法大師が一夜のうちに建設したと伝えられています。
またまた、見よう見まねで参拝を済ませ、来た道を引き返しました。
50リットルのリュックを背負い、ガイドブック片手に歩くのはなかなか体力を使います。
汗だくになりながら本山駅に戻り、次の詫間駅に向かいました。
詫間駅から次のお寺への道順が全くわからなかったので、近くのファミリーマートに立ち寄り、親切に教えていただいたのですが、この時すでに16時を過ぎていました。
歩いて1時間はかかるとのこと。
お寺が閉まるのは17時。
…あり得ない位のペースで歩き、時に走り、残り2キロの看板を過ぎ、少しホッとしながら1キロ位歩いたところで、更にあと2キロの看板が出現。
なんでやねん!と思いながら、ひたすら…ただ、ひたすら…坂道の国道を登って、ようやく着いた時には、足がパンパンでまともに歩けなくなっていました。
さぁ、参拝を…と思った矢先、目の前に現れた心臓やぶりの階段。300段以上はあったと思います。
まともに歩けなかったので、手すりにつかまりながら、必死に登りました。
結局、到着したのはお寺が閉まる2分前。
第71番札所 弥谷寺(いやだにじ)。死霊が集まる寺らしく、本当にただならぬ雰囲気で、太古の森にお寺をつくりました!的な感じでした。
初日にして、足が棒になり、ましてやかなりの山奥だったので、山をおりて宿を探す気力がありませんでした。
よって、山奥にポツンと一軒だけ建っている少し値段が高めの“ふれあいパークみの”という旅館に泊まることにしました。
独り旅には贅沢すぎる旅館で、食事と風呂を済ませた後は、すぐに寝てしまいました。
まさしく、初日はペースを全く考えない、ノープランかつ走りお遍路となりました。
(次回へ続く…。)
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