2008年11月18日(火)の日記

 九州新幹線開通・篤姫・焼酎ブーム等、今何かと鹿児島が熱い。
今回の「ロカこん」は「鹿児島」をキーワードにお送りしたい。

 ヴォルテクスにおいて鹿児島という言葉から一番先に連想される、桜島の阿藤快こと山元先輩は現在怪我のリハビリのため休火山中である。
  山元先輩にまつわるエピソードは多々あれど今回は触れずに、やはりチームの近況をお伝えしようと思う。
 
  皆さんご存じのとおり、チームは21日から、選抜されたメンバーで、来るトップリーグ後半戦に向けて強化合宿を行う。そのメンバーの中に、今回有馬、小野田、川嵜弟の名前が刻まれた。先に行われたコカ・コーラウエストレッドスパークス(CCRS)との練習試合での頑張りが評価されての選出であろう。

 思えば、春のCCRSでの大敗に始まり、これまでBチームのメンバーは幾度も厳しい評価を浴びてきた。その中で入社1、2年目の彼らは他のメンバー以上に厳しい評価をくだされてきた。もちろん今後への期待の表れであるのだろうが・・・

 それから彼らは、人知れず努力を続けた。
小野田・川嵜弟は練習後、毎日ウエイトルームへ直行し体作りに励んでいる。
その風貌から「西郷どん」と称される有馬は練習後、一人香椎の町でランニングを始める。
私が帰宅中の車の中からランニング中の険しい形相の彼を見かけ、身振り手振りで合図をしても彼は気づかない。なぜなら極度の乱視だからである。険しい形相もそのためだそうだ。彼曰く「俺、試合中ボールが3つに見えるんっすよね〜。ボールを捕るときはいつも3択クイズっす!!」 
  彼の3択クイズは結構当たる・・・

 そんな西郷どん率いる3人の維新軍が今週末から、鹿児島へ乗り込む。
チームは、CCRSに対し完封負けを喫し、鹿児島の地で再度強化に着手する。

 西郷隆盛を敬愛する鹿児島出身の稲盛和夫氏の著書にこんな言葉があった。
「挫折や失敗ばかりが試練ではない。成功もまた試練である。」
深い言葉である。チームはトヨタ戦に勝ち成功を収めた、しかしまた同時に試練を得たのである。今後はあの試合がヴォルテクスの基準となる。あの試合以下のパフォーマンスはファンの方々に見せられない。私たちは日々、成功・挫折・失敗等色々な体験をする、大事なのはいかに次のステップに生かすかである。
鹿児島で生まれ変わるヴォルテクスにご期待ください。


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