2008年10月26日(日)の日記 残り10分弱。 私は声を出した。一緒に最後まで戦えない悔しさと責任を噛みしめながら、ただひたすら声を出した。 私は、残り10分を切ったところで、繰り返しの反則によるシン・ビン(10分間の退出)を受けた。実質的に、試合終了までもうグラウンドに立つことができない。 あとは、仲間を信じることしかできない。だから、私は声を出した。 脳裏には、昨シーズンのリコー戦が思い出された。後半も折り返しを過ぎたころ、私がシン・ビンにより10分間の退出を受け、その直後に逆転されたのだった。 今回点差は、9点差。1トライ1ゴールでは逆転される点数ではないが、嫌な記憶は拭えなかった。 そして、後半35分。トヨタのトライ。ゴールも決まって26−24。ペナルティゴールで逆転される点差である。しかし、私はグラウンドの外から声を出すことしかできなかった。 ただ、仲間を信じて・・・。 しかし、私の声のおかげなのか(いや、私の声は全く関係ないでしょうが)、今日のヴォルテクスのディフェンスは決して気持ちで負けなかった。トヨタの大型FWの圧力にひるむことなく体をぶつけていった。 何度もピンチを迎えたが、その度、チームみんなが諦めずに体を張っていた。 そして、ノーサイドを告げるホイッスルが鳴った。 勝利の喜びとともに、ほっと安堵した。 最終スコア、26−24。 ついに、キューデンヴォルテクスは初勝利をつかみ取った。 今日の試合は、何度となくピンチがあった。しかし、みんな全く諦めなかった。そして、開幕から連敗続きの私たちをずっと応援してくれるサポーターの力があった。 今日は、地元福岡で、そして、応援してくれるサポーターの前で初勝利を手にすることができ本当によかった。 この試合をターニングポイントとし、シーズン後半戦もより一層サポーターの声援にこたえたいと思う。 後半戦も、変わらず大声援をよろしくお願いします。 P.S.今日はうまい酒が飲めそうです。