2008年10月20日(月)の日記 10月19日。トップリーグ第5節「キューデンヴォルテクスvsIBM」。 今週、練習場のロッカールームの前には、戦に負けた直後、徳川家康が自ら絵師に描かせたという絵が貼られていました。これは、戦に負けた自らの姿を絵として残すことで、二度と同じ轍を踏まないよう家康が自分への戒めを込めて描かせたものらしいです。 チームとしても、この絵の姿の家康にならないよう全員が強い思いを込めて臨んだ一戦でした。結果は、みなさま知ってのとおり、ヴォルテクスは勝ち点1も取ることができずIBMに敗退。チームは第5節終了時点で最下位となりました。 自分は、今回メンバー入りを果たすことができず、またテレビ中継もないため、自分の携帯のブックマークに登録しているトップリーグ公式サイトで、1分単位で戦況をチェックしていました。最後の最後までヴォルテクスが勝利することを信じて。 試合結果を見たときの正直な感想は「悔しい」の一言。そこには、チームが負けてしまったことに対する悔しさと、自分がメンバーに入れなかったことに対する悔しさとが混在しています。思えば、2004〜2006シーズンで、トップリーグチャレンジマッチに出場するもトップリーグに昇格できず、チームは2年間悔しい思いをしました。その苦難を乗り越えて、一昨年チャレンジマッチで近鉄に勝利し、トップリーグへの昇格が決まったあの瞬間のあの喜びは本当に素晴らしいものがありました。 そんなことにふと思いを巡らせていましたが、自分たちには立ち止まっている時間などありません。こうしている間にもトップリーグは続いています。自分自身もチームの一人として、気持ちを切り替え、明日からできることは何か。 自分の答えは「もっと」と「チームを信じること」。
勝つために「もっと」激しく、「もっと」厳しく、「もっと」強く、「もっと」速く。 そして「チームを信じること」。どんなに厳しい状況にあっても、あの苦しかった2年間を思い出して、自分を、チームメートを信じて日々練習に取り組みます。 今週は、ホームのレベルファイブスタジアムで「vsトヨタ自動車」。ヴォルテクスの勝利を信じて、スタジアムで「もっと」熱い熱いご声援をお願いいたします。