2013年11月25日(月)の日記 『小さなファン』
ファーストステージのとある試合にて。 家族で応援に来ていた10歳くらいの女の子が自分のことを目一杯応援していたという話を聞いた。
「頑張れーコウタロウー頑張れー」
チーム内にコウタロウはもう一人いるが、その時試合に出ていたのは自分だけだったから間違いないだろう。話しぶりからすると、どうやらヴォルテクスの試合をよく観ているようだったとのこと。
最初は声を張って応援していたものの、相手との点差が開くにつれて元気がなくなっていったらしい。住宅地が近くにあるような試合会場ではなかったから、おそらく遠出してまで応援しに来てくれたのだろう。胸が締め付けられる思いだった。
このひと月、練習していても仕事をしていても頭の片隅でその話が繰り返し思い出される。考えとは裏腹に体が動かないこともある。悔しい思いもしている。だが小さなファンが感じたことにくらべれば大したことではない。
厳しい練習や、激しいポジション争いも、次の勝利に繋がるものになるのであればいい。 結果が重要なこの時期。今思うことはただ一つ。チームの勝利に貢献する。