選手日記「ロッカールームからこんにちは」 vol.130 松本 允選手(FL)

2012年2月23日(木)の日記


シーズンを終えて。。。

まず初めに、チームを応援してくださったファンの皆さま、職場の皆さま、キューデンヴォルテクスを支えるすべての皆さまにお礼の言葉を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。


2月11日 第1試合の結果によって、トップリーグ昇格のパターンは何通りかあった。
しかし、第1試合が終わった時点で、その何通りかのうち、最も厳しい条件が突きつけられた。

勝ち点5 得失点差39点以上

これまでの、キヤノンの戦いぶりから考えると、かなり厳しい。誰もが自動昇格をあきらめ、入替戦にまわることを考えたのではないか。

しかし、グラウンドに立っている選手たちは違った。過酷な条件に対し、気後れすることもなく、気負うこともなく、自分たちが一年間やってきたことを、自分たちがやれるすべてを、ただ愚直に、正確に行った。

スポーツ紙、ニュースなどでは『奇跡』と報じられた。
確かに、私も奇跡だと思う。

私は小さいころ、よくこんなことを言われた。
「ラグビーは勝ちたいと強く念じたほうに、ボールは転がる」
まさに、先日のキヤノン戦は、そのような場面が散見された。

しかし、それは選手だけの思いではなく、スタンドに応援に駆けつけてくれたファンの方々、スタンドには来られなかったが常日頃からチームを支えてくださっている全員の思いが、ヴォルテクスに奇跡を起こさせたのだと思う。


来シーズンは、3シーズンぶりのトップリーグ。
応援していただいた方々に、『勝利』という形で恩返ししていきたい。


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vol.129 トム・マクベリー選手(FL) 

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