選手日記「ロッカールームからこんにちは」 vol.116 末藤 雅宣選手(WTB)

2011年8月9日(火)の日記


初めて日記を書きます。二年目の末藤です。

先日、うれしいニュースがありました。
母校である福岡工業大学、『フッコウダイラグビー部』が8年ぶりに福岡大学に勝利したというニュースです。

その8年前の勝利の時、私は1年生でした。
優勝が懸かった、その大事な試合に私はグラウンドに立つことが出来ませんでした。
それまで全ての試合に出ていた私はその大事な試合でリザーブでした。
試合も残り5分となった時に、監督から『準備しろ』と言う声があったものの、結局出番はありませんでした。

私は、試合に出れなかった悔しさよりも『信頼されていない』ということが一番悲しく、自分自身に腹が立ったことを覚えています。
私がラグビーに対して『本気』になったのがこの時です。

そしてレギュラーを取り返して臨んだその年の大学選手権一回戦で法政大学に0対126という大敗をしました。
こんなことをしていて、目標であった社会人で、本当にラグビーが出来るのかよく悩んでいました。

それでも大学時代、日の目を見ることのないこの舞台でトップリーグの選手になる夢を追い続けれたのは、偉大な先輩たちや、トップリーグで活躍している先輩たちがいたからです。


今度は僕たちが、夢を後押しする存在にならなければいけません。
夢を諦めずに追い続ければ、こんな素晴らしい舞台が待ってるよ。


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