2011年6月24日(金)の日記 ご存じ、ウクライナサッカーの至宝、アンドリー・シェフチェンコ選手(以下敬称略)は、FCディナモ・キエフ時代に師事した、ヴァレリー・ロバノフスキー監督(以下敬称略)がいなければ存在しなかったと言っても過言ではないと思う。 ロバノフスキーは、革新的なサッカーとメンタルの強化をもって欧州サッカーに驚きと感動を与え、死去した現在もウクライナサッカーの父と崇められている。 97/98 UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝、シェフチェンコがユベントス戦で、屈強なDF陣に何度も倒されたことに対し、ロバノフスキーがこんな言葉を言った。 「サッカーは立ってするものだ。」 これは深い。 この言葉によって、シェフチェンコは倒れない強いFWに成長し、欧州最優秀選手にまで成長した。 簡単に倒れてファウルをもらいにいく選手が多い中、限りなく立ってプレーすることは、サッカーの本質に立ち返った本来の姿なのだ。 もちろん、ラグビーも立ってするスポーツである。簡単に倒されていては、勝てるわけが無い。 意地でも立ち続け、グラウンドにより多くの選手が立っているチームが勝つと思う。 立って繋ぎ、全員でサポートすることが「スコアラグビー」に繋がり、勝利に繋がる。 ロバノフスキーの「立っている」という教えは、シンプルかつ究極の教えであると私は思う。しかも、自分が理想とするプレーに近いものであったことから、この言葉に感銘を受け、今現在、影響を受けている。 ま、とにかく私が言いたいことはそういうことである。 最後にロバノフスキーの言葉の中で好きな言葉を。 「どんなに美しいゲームをやっても観客はすぐに忘れるもの。しかし、勝利という結果は忘れ去られないものなのだ。」