2011年2月24日(木)の日記 昨シーズンの最終戦、涙を流している選手はゼロに等しかったのを記憶している。 今シーズンの最終戦、ほとんどの選手やスタッフが人目をはばからずに涙を流していた。 ただ2点差で惜しい試合だったからとか、勝負に負けたからとか、それとは何か違う気がした。 不甲斐ない内容で3連敗に終わったトップチャレンジ以降、ヤマハとの入替戦を終えるまでの2週間は、チームが変わっていったのが目に見えるようにわかった。 仮想ヤマハとなったBチームのゴールラインを超えさせないディフェンス。 怪我からの復帰早々、練習中ずっと人一倍声を出してリードする選手。 「80分間選手を鼓舞し続ける応援だけをしよう」という、スタンドにいる選手をまとめた言葉。 そして、最後の最後まで体を張り続けた15人の選手達。 決して特別なことはしていない。 2週間前までのチームとはまるで別チームのようであったが、紛れもなく同じであった。 いい準備をして、持てる全てを出し切ったことも。 しかし、負けた。 自分達の全力を出し切っても勝てないという事実を突きつけられたのだ。 ただ私は、3年間ヴォルテクスでプレーしてきて初めて感じることが出来た。 TEAM COMES FIRSTという言葉の本当の意味を。 次のシーズンがとても楽しみである。