10月6日(水)、川嵜拓生選手が「ふくおかスポーツ夢大使」として妹川小学校の3〜6年生を対象に講演とスポーツを通して交流を行いました。
「ふくおかスポーツ夢大使」は、3年前から福岡県が取り組んでいる事業のひとつで、県から任命を受けた福岡で活動するスポーツ選手が県内の小学校や自治体等の運動教室に参加し、スポーツの素晴らしさ、そして夢を持つことの素晴らしさを伝えるものです。川嵜選手は今年3度目となる大使に選ばれ、会場となったうきは市立総合体育館を訪れました。
昨年建設されたうきは市立総合体育館
|
今回対象となったのは、妹川小学校の3〜6年生23名。まず行われた講演では、体育館に隣接してある複合施設の一室で、和気あいあいとした雰囲気の中、みんなでテーブルを囲んで川嵜選手から話をしました。
講演会場の様子
|
川嵜選手はまず5歳からラグビーをしていたことや出身地など自己紹介をし、その後は子供たちからも積極的に質問がされました。「ラグビーの好きなところはどこですか?」との問いには、「ラグビーは団体スポーツの中で最も人数が多い競技で、あらゆる人がそれぞれのポジションで個性を発揮できるところが好きです」とラグビーの魅力を語りました。
質問をする子供たち
|
また、「キャプテンをしていた時にはどうやってチームをまとめましたか?」という質問には、「ラグビーは15人で行うので、ひとりひとりの力を集めれば15倍、30倍と大きくなっていく。ひとりひとりでやるんじゃなくて助け合うチームを作ろうと思い、互いのいいところを伸ばして補い合っていくことを考えていました」と答え、それぞれサッカーやバスケットボールをしている子供たちも真剣に話を聞いていました。
実体験を交えながらスポーツの面白さを語る川嵜選手 |
真剣な表情で話を聞く子供たち
|
そして最後には川嵜選手の座右の銘である「才能とはあきらめないことである」という言葉をホワイトボードに書き、きついときもあるけど自分がやっていることを最後まで続けること、きついことを乗り越えてこそ勝つ喜びもあるし、それが今の自分の力になっているのでそれぞれが今やっていることを続けてみてほしいと伝え、講演を締めくくりました。
そしていよいよラグビーボールを使った実技の時間です。
「子供たちは毎日片道1時間近くの道を登下校しているので、体力はありますよ!」と校長先生から話があった通り、講演中はおとなしく話を聞いていた子供たちも、体育館に入ったとたん走り回り、元気いっぱい。
まずはオレンジ色と黄色のゼッケンをつけて2チームに分かれ、ウォーミングアップ開始です。
2チームに分かれます。 |
みんなでウォーミングアップ
|
体が温まってきたところで、次はラダーを使ってステップの練習です。
小野田選手の手拍子に合わせてステップを踏みます。 |
難しいステップにも挑戦する子供たち
|
次はキック、そしてパスの練習をしました。タグラグビーを経験したことのある子供たちはラグビーボールになじみはあるものの、キックの練習ではなかなかまっすぐ転がってくれないボールに四苦八苦。その中でもチームで声をかけ合いながら最後までやり遂げました。
そして最後はタグをつけてチームで対抗し、最後にタグを多く残した方が勝ち、というゲームにチャレンジ。
ゲーム中は子供たちの楽しそうなキャキャッという声が体育館に響き渡りました。
最後に川嵜選手から「今日はありがとうございました。来月からヴォルテクスも試合が始まるので、機会があったら見に来て下さい」と挨拶をした後、最後に子供たちを代表して6年生から感謝のことばがあり、会は終了となりました。
最後に選手から記念品を配りました。
|
すべてのプログラム終了後には、「サインください!」と子供たちが列を作り、ひとりひとりと対話しながらのサイン会となりました。
サインする川嵜選手 |
小野田選手
|
最後になりましたが、スポーツ夢大使事業の実施にあたり多大なるご尽力をいただきました妹川小学校の坂田先生をはじめとする学校関係者の皆さま、そして福岡県教育委員会関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!
|