合宿8日目、本日はヤマハ発動機ジュビロとの試合が行われました。 2日前のホンダヒートとの一戦では、善戦したものの結果として勝つことができませんでした。今回は夏合宿最後の試合ということもあり、互いの力を試すオープン戦ですが、いつも以上に勝利することにこだわって臨みました。
■ウエイトトレーニング 午前中はヤマハ戦以外のメンバーでウエイトトレーニングを1時間ほど行いました。
試合前、平田FWアシスタントコーチから「ひとりひとりがやるべきことを確実にやろう。自分に厳しく、相手に厳しく、気持ちを入れていこう!」、中村キャプテンからは「最初から体を張って、80分間、体を張り続けよう!」と声がかけられ試合スタート。
ヤマハのキックオフで始まった試合は序盤から互いに仕掛ける展開となり、前半9分にはキックしたボールをカウンターアタックされ、先制のトライを許します。その後ヴォルテクスは連携のとれたディフェンスで守りつつ、FBレイサム選手の多彩なキックからチャンスを生み、何度かゴールラインを脅かすも、勝負どころのミスによってチャンスを活かしきれず得点につながりません。そんな中、前半38分には自陣22m付近ラインアウトから連続攻撃をされ、再びトライされます。ゴールキックも決まり、0−14。しかし、安定したスクラムと激しいブレイクダウンによってプレッシャーを与え続けたヴォルテクスは前半終了間際、敵陣22m付近ラインアウトから左へ展開し、CTB島選手が大きくゲイン、さらにラックから連続攻撃をしかけ、最後はFBレイサム選手がラックから持ち出しトライを決めます。ゴールキックも成功し、7−14となったところでハーフタイムに入ります。
ハーフタイムには、瓜生BKアシスタントコーチから「全体的によくできている。後半も自分たちから仕掛けていこう」、中村キャプテンからは「今日は絶対勝とう、最後まで体を張り続けよう!」と声がかけられ、後半スタート。
後半3分、リズムよく攻め続け、敵陣ゴール前10mまで攻めるも、ミスからターンオーバーされ、トライされます。ゴールも決まり、7−21と差を広げられます。何とか点を取りたいヴォルテクスは、後半10分、敵陣22m付近ラインアウトから左に展開、ラックから出たボールをS0斎藤選手からLO吉上選手へとつなぎ独走トライ。続く16分にはFBレイサム選手のカウンターからラックを形成、中村選手がサイドをつき、SH松尾選手がキックしたボールを走り込んだWTB末藤選手がインゴールで抑え込み、トライ。ゴールキックも決まり、21-21の同点に追いつきます。さらにヴォルテクスのペースで試合が進んでいた後半33分、敵陣ゴール前ラインアウトからLOルーク選手がキャッチし、そのまま持ち込んでトライ、26-21と逆転します。しかし、試合終了直前の後半38分、キックしたボールをカウンターアタックされトライを許します。続く40分にもヴォルテクスボールのラインアウトでのルーズボールが相手選手の手に渡り、60mを独走されトライ、26-35で試合終了となりました。 勝利に手が届きそうになったものの、最後の最後に逆転されるという悔しさの残る試合となりました。
夏合宿最後の一戦は残念な結果となりましたが、トップキュウシュウリーグ開幕に向けて立ち止まっている時間は少しも残っていないヴォルテクス。成果を福岡に持ち帰り、そこからまた挑戦し続けていきます!