合宿6日目、本日は合宿中2戦目となるホンダヒートとの試合が行われました。 “トップリーグ昇格”という同じ目標に向かって勢いを増しているチームと試合ができるのは、ヴォルテクスにとって非常によい機会です。本戦では、先日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦とはメンバーも大きくかわり、一人一人が抱いていた“試合に出たい”という思いが形になった、激しさと勢いのある試合となりました!
■ウエイトトレーニング(ホンダ戦メンバー以外) 2日後のヤマハ発動機ジュビロ戦に備えている選手たちは、午前中スポーツジムにて約1時間ほどのウエイトトレーニングに取り組みました。
夏合宿中2戦目となるホンダヒートとの試合は、曇り空で気温も上がり過ぎず、選手たちにとってはプレーしやすい環境の中行われました。
試合前、瓜生BKアシスタントコーチから「シーズンのファーストジャージを手に入れるため自分をアピールできるよい機会。プレーでみせていこう!」、郷田監督からは「激しく、練習の成果を出し切ろう」と声がかけられ、ヴォルテクスのキックオフでスタート。
ヴォルテクスは最初から果敢に攻め込み、敵陣でのプレーが続くも、ミスやペナルティによってチャンスを活かしきれず得点につなげられない状況が続きます。前半18分、自陣5mでのスクラムから展開され、ホンダが先制トライ。その後両チームとも気迫が感じられる一進一退の攻防が続いていた27分、ヴォルテクスがラインアウトから展開したボールをターンオーバーされ右隅にトライが決まり、0-14となります。29分にはCTBティム選手がイエローカードによるシンビンとなり、一人少ない状況の中何度か攻め込まれるも、コミュニケーションをとりあったディフェンスシステムがしっかりと機能し、なんとかしのぎます。その後、徐々にヴォルテクスがゲームの主導権をつかみ、前半終了間際の39分には敵陣20mでのラインアウトからホンダボールのスローインをFL松本選手がキャッチして走り抜け左隅にトライ、7-14と追い上げます。
ハーフタイムにはトンプソンHCから「1vs1で負けて、そこからトライを取られているから気を付けろ。まだまだ逆転できる」、ゲームキャプテンの松本選手からは「ファーストコンタクトで負けるな、絶対先制しよう!」とチームに伝えられ後半スタート。
後半も両チームとも激しいブレイクダウンが続く緊張感のある試合が進む中、18分に敵陣20mラインアウトからのタップボールをSH村上選手がキャッチし、そのままブラインドサイドを走り抜けFL進藤選手へとつなぎ、ゴールライン付近でラックとなり、最後はFL進藤選手がボールを抑えトライ、12-14と点差を縮めます。
しかし、自陣ゴール前ラインアウトからモールが形成された27分、ゴールライン直前で持ち出されトライが決まり、12-21。最後まで集中力高く必死の追い上げを見せたヴォルテクスでしたが、あと一歩力及ばず試合終了となりました。
残念ながら勝利とはなりませんでしたが、春から力を入れて取り組んできたことの成果と、一人一人の勝利に対する熱い思いが感じられる試合となりました!
次戦は明後日10日にヤマハ発動機ジュビロ戦が行われます。合宿最後の試合に向け、これまでの試合で明らかになった課題を確実に修正しながら、すべてを出し切る思いで準備していきます!