合宿6日目、本日は合宿中2戦目となるホンダヒートとの試合が行われました。
“トップリーグ昇格”という同じ目標に向かって勢いを増しているチームと試合ができるのは、ヴォルテクスにとって非常によい機会です。本戦では、先日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦とはメンバーも大きくかわり、一人一人が抱いていた“試合に出たい”という思いが形になった、激しさと勢いのある試合となりました!

■ウエイトトレーニング(ホンダ戦メンバー以外)
2日後のヤマハ発動機ジュビロ戦に備えている選手たちは、午前中スポーツジムにて約1時間ほどのウエイトトレーニングに取り組みました。






vsホンダヒート

夏合宿中2戦目となるホンダヒートとの試合は、曇り空で気温も上がり過ぎず、選手たちにとってはプレーしやすい環境の中行われました。




キューデンヴォルテクス ホンダヒート
12   21

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 12
後半 1 0 0 0 5
ホンダヒート 前半 2 2 0 0 14 21
後半 1 1 0 0 7



出場選手

1 川嵜(耕)→有馬(後半0分) 9 村上→安部(後半21分)
2 仲西→大山(後半21分) 10 本多
3 廣畑 11 早田→末藤(後半0分)
4 ルーク 12 ティム
5 13 大坪→島(後半18分)
6 松本 14 吉永
7 進藤 15 末次
8 井上    

試合前、瓜生BKアシスタントコーチから「シーズンのファーストジャージを手に入れるため自分をアピールできるよい機会。プレーでみせていこう!」、郷田監督からは「激しく、練習の成果を出し切ろう」と声がかけられ、ヴォルテクスのキックオフでスタート。




ヴォルテクスは最初から果敢に攻め込み、敵陣でのプレーが続くも、ミスやペナルティによってチャンスを活かしきれず得点につなげられない状況が続きます。前半18分、自陣5mでのスクラムから展開され、ホンダが先制トライ。その後両チームとも気迫が感じられる一進一退の攻防が続いていた27分、ヴォルテクスがラインアウトから展開したボールをターンオーバーされ右隅にトライが決まり、0-14となります。29分にはCTBティム選手がイエローカードによるシンビンとなり、一人少ない状況の中何度か攻め込まれるも、コミュニケーションをとりあったディフェンスシステムがしっかりと機能し、なんとかしのぎます。その後、徐々にヴォルテクスがゲームの主導権をつかみ、前半終了間際の39分には敵陣20mでのラインアウトからホンダボールのスローインをFL松本選手がキャッチして走り抜け左隅にトライ、7-14と追い上げます。






ハーフタイムにはトンプソンHCから「1vs1で負けて、そこからトライを取られているから気を付けろ。まだまだ逆転できる」、ゲームキャプテンの松本選手からは「ファーストコンタクトで負けるな、絶対先制しよう!」とチームに伝えられ後半スタート。

後半も両チームとも激しいブレイクダウンが続く緊張感のある試合が進む中、18分に敵陣20mラインアウトからのタップボールをSH村上選手がキャッチし、そのままブラインドサイドを走り抜けFL進藤選手へとつなぎ、ゴールライン付近でラックとなり、最後はFL進藤選手がボールを抑えトライ、12-14と点差を縮めます。




しかし、自陣ゴール前ラインアウトからモールが形成された27分、ゴールライン直前で持ち出されトライが決まり、12-21。最後まで集中力高く必死の追い上げを見せたヴォルテクスでしたが、あと一歩力及ばず試合終了となりました。





試合後、トンプソンHCから「みんなが力を出してがんばった試合だった、今後直すべきところは確実に修正していこう」、郷田監督からは「無駄なペナルティが多くもったいない、これから徹底しよう。ブレイクダウンやディフェンスは練習の成果が出ている。明日からまたがんばろう」と話がされました。



残念ながら勝利とはなりませんでしたが、春から力を入れて取り組んできたことの成果と、一人一人の勝利に対する熱い思いが感じられる試合となりました!

次戦は明後日10日にヤマハ発動機ジュビロ戦が行われます。合宿最後の試合に向け、これまでの試合で明らかになった課題を確実に修正しながら、すべてを出し切る思いで準備していきます!


選手日記(8月8日)
松尾 匡祐 選手


合宿6日目の選手日記は、スクラムハーフの松尾が担当します!!

今日は、ゲームメンバーはホンダヒートと午後から試合。メンバー外は、午前中ウエイトトレーニングといったスケジュールでした。
私は今日はメンバー外だったので、午前中しっかりトレーニングを行い、午後のゲーム観戦に備えました。

三菱戦に出場したSH松尾選手(右)

今日の相手は昨シーズンのトップリーグで負けている相手でもあり、今シーズン、トップリーグ昇格をかけて戦う可能性が充分にある相手です。

ゲームは、ウォーミングアップの時から気持ちが入っており、序盤は非常に良いものでした。
ラインアウトやスクラムのセットプレーが安定しており、エリアマネージメントもしっかりできていました。

ですが、、、。

ゲームが進むにつれて今まで上手く行えていたプレーの精度が落ちてきて、相手にボールを渡してしまい、ディフェンスをする時間が増えていきました。

結果は21ー12で負け。

結果は結果ですが、今日のゲームはヴォルテクスにとって成長が随所に見られる実りあるゲームだったと思います。
毎日毎日、繰り返し、繰り返し練習していることや、コーチングスタッフが理想としていることが、少しずつではあるけど形に成ってきているように感じました。初戦の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦は実際に試合に出ていて感じたし、今日はグラウンドの外から見ていて、そう強く感じました。

このチームの成長を次のヤマハ発動機ジュビロ戦では確実に軌道に乗せられるように、個人的にも絶対にチームに貢献したいと思います!!

最後に、異動したばかりにも関わらず合宿に快く送り出してくださった九州電力福岡営業所営業グループの皆さま、本当にありがとうございます。来週からは一生懸命仕事を頑張ります!!



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