いよいよ合宿が本格的に始まった2日目、午前中は試合に出場しないメンバーが練習をし、午後からは三菱重工相模原ダイナボアーズとの試合が行われました。
■午前中の練習(三菱戦出場選手以外のメンバー) 昨日の移動の疲れをほぐすように入念なウォーミングアップのあと、ブレイクダウンなどのコアスキルや、ディフェンスシステムの確認など試合を想定しての練習を行いました。選手同士で積極的にアドバイスをしあいながら、次戦の試合メンバーで合わせられる貴重な時間を集中力高く過ごしました。
午後は、合宿での一戦目となる三菱とのオープン戦です。 会場となったのはモイワスポーツワールドのグラウンド。天候は晴天、北海道といえども少し動けば汗ばむ陽気の中、今までの練習の成果を試す、待ちに待った試合は行われました。
試合はヴォルテクスのキックオフから始まりました。前半6分、自陣の右ゴール前ラインアウトモールからオープンサイドに展開され、先制トライを奪われます。その後もペナルティやパスミスによってペースをつかめないまま自陣でのプレーが続いた13分、ゴール前左ラインアウトモールを押し込まれ、再び得点を許します。ゴールキックも決まりスコアは0-14。
しかし、ここからヴォルテクスの反撃が始まりました!FWの献身的なプレーによりブレイクダウンで確実にボールを獲得し、18分にはゴール前右ラインアウトモールからPR小野田選手が持ち出してトライ。続く24分、ヴォルテクスペースで試合が進む中、同じく右ラインアウトモールでPR小野田選手が巧みにボールをキープし、2本目のトライ。さらに34分には敵陣でのラックからSO斎藤選手、CTB島選手とつないだボールをWTB末藤選手が外側に走り抜け、最後はWTB早田選手がトライを決めます。17-14と逆転したところで前半が終了。
ハーフタイムには、ヘッジャーアシスタントコーチから「ボールをコントロールすればゲームをコントロールできる。そのためはしっかり動こう。攻めるときはボールだけじゃなく、相手のディフェンスもよく見て」とアドバイス。中村キャプテンからは「やってきたことを自信をもって、しっかりやっていこう!」と声がかけられ、後半がスタートしました。
後半も前半の流れに引き続き、ヴォルテクスペースで試合が進んでいきます。後半4分、ゴール前でのラックから展開し、SO斎藤選手、CTB大坪選手、CTB島選手とつなぎ、最後はWTB早田選手がタックルを受けながらも強さを見せ、ゴール右隅にトライ。その後もヴォルテクスがゲームをコントロールするも、後半29分、敵陣22mから連続攻撃によりトライを許し、続く33分にも自陣22mからターンオーバーされ、連続トライを許し、24-26と逆転されてしまいます。