7月24日、古武術と身体技法を専門に研究されている甲野善紀氏を招き、効率的に筋肉を使う方法について実習を交えながら講演していただきました。

甲野氏は合気道や鹿島神流、根岸流などに師事したのち、より幅広い身体運動法の研究を行うため、多くの流派や古伝書、整体学などから学び、現在はアスリートの指導や、介護、工学、教育などの分野で幅広く活躍し、多数の著書でも知られています。

今回の講習会では、全身の筋肉を効率的に利用する方法について教わったのち、ラグビーのあらゆる場面を想定しながら、具体的な指導を行っていただきました。



全身の力を有効に使えば・・・


体が大きく、力の強い相手も持ち上げることができます!


不思議そうな表情を浮かべる選手たち

踏ん張っている選手を、小柄な甲野氏が簡単に持ち上げたり、ひっくり返したりする様子に、選手たちからは驚きの声が上がります。



「指の角度をかえるだけでも、発揮できる力がかわってきます」と甲野氏。


少しでも技をぬすもうと、真剣に話を聞く選手たち

選手やコーチからも積極的に質問がされました。



有効なタックルの角度について質問するナイサンBKコーチ(左)


スクラムを再現して指導を受けました


甲野氏「この角度で握ると・・・」


外国人選手からは、驚きと敬意と賞賛をこめて「ラストサムライ!」との声も・・・

「今、自分が使っている筋肉をそのつど意識すれば、自分が複雑な精密機械に乗っているような気がして面白いですよ」と甲野氏。

普段の生活や練習の中では気付かない新たな視点と技法を学び、選手、スタッフ共に刺激を受ける時間となりました。
ご多忙の中指導して下さった甲野善紀さま、ありがとうございました!


このページの先頭へ