3月3日(水)、九州電力本店にて、平成21年度の納会を開催しました。
 今シーズン、ヴォルテクスは不本意な結果で、トップリーグからの降格が決まってしまいました。全員が心から喜ぶことはできなかったものの、この納会でシーズンの健闘を称え合い、来シーズンに向けて、日頃からお世話になっている多くの方々から心のこもった激励のお言葉を頂戴しました。

一ノ瀬ラグビー部長

「1月9日をもって2009−2010シーズンを終了しましたが、多くの方々に応援していただき、ありがとうございました。今季は、屈辱的で、厳しい結果ではありましたが、これから何をやるべきなのかを明確にし、既にチーム、選手個人は頑張っているので、来季は良い結果に繋がると信じています。HPに掲載されている『ファンからの応援メッセージ』にこのようなメッセージがありました。“良い結果には良い原因(プロセス)があり、悪い結果には悪い原因(プロセス)がある。プロセスの延長線上にしか結果は存在しないのだ。

結果をマネージメントするのではなく、プロセスをマネージメントすることが重要なのである。”当然のことではありますが、少し結果だけを追い求め過ぎたのかもしれません。1年後にトップリーグ昇格を果たし、定着できるヴォルテクスとして、プロセスを大事にしていきます。ヴォルテクスとして、“これだけは負けない!!”という部分を持って、試合を見てもヴォルテクスの強味が伝わってくるようなチームであってほしいと思うと同時に、原点回帰で正々堂々とひたむきなプレーで戦い抜いてほしいと思います。」

眞部ラグビー部顧問

「今季も激しい戦いを繰り広げ、選手・スタッフの皆さん、御苦労さまでした。スタッフの方々は、今季ケガ人が多い中、多くのサポートに徹していただきました。今季のトップリーグは、結果が伴わなかったものの、いずれの試合も見せ場はあったと思います。トップチームに張り合う場面もありました。アマチュアスポーツで、ラグビーと仕事の両立は難しいと思いますが、困難にも立ち向かい、トップリーグ定着を目指して頑張ってほしいと思います。勝負事で勝敗はつきものですが、トップリーグに昇格した3年前、私は、“結果を恐れず、正々堂々と戦ってほしい”とお伝えしました。

今後も九州電力らしいプレーを目指してヴォルテクスファンに感動を与えていってください。」

郷田監督

「トップリーグ3年目で降格し、支えていただいた方々に対して申し訳ありません。私自身、もっと徹底して実行できたことがあったのではないかと思います。今季監督として、改めて感じたことが2つあります。1つは、ヴォルテクスは多くの方々から応援していただいているということ。2つ目は、九州電力ラグビー部はやはり強くなければならないということです。単に強いだけでなく、応援していただけるにふさわしい価値あるチームであることが必要だと考えています。なぜこのような結果になったのか、原因を分析し、改善します。

再昇格は、簡単にいくものではありませんが、精一杯頑張っていきます。今後も、ご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。」


 郷田監督の挨拶の後、ご来賓を代表してラグビー部後援会佐田会長のご発声による乾杯が行われました。



九電OBの宮田順一氏により、試合写真を
ご提供いただきました。



 しばらくの歓談の後、
 毎年恒例となっている引退選手の発表です。今季は、10名の引退選手が発表され、引退する選手からそれぞれ挨拶を行いました。


三輪幸輔選手(CTB/在籍期間:1997/4〜2010/3)
 13年間この九州電力ラグビー部に携われたことを感謝しています。現役選手たちの活躍する姿を今から楽しみにしています。ありがとうございました。



前田健介選手(WTB/在籍期間:1998/4〜2010/3)
 お世話になった皆さまに感謝しています。今季味わった屈辱を晴らしてください。引退する私たちの力ではできないので、必ず雪辱を自らの手で晴らしてください。



山田和弘選手(WTB/在籍期間:2007/4〜2010/3)
 この3年間は、九州電力、九建の関係者の方々、チームスタッフ、選手をなくしてなかったと思っています。本当にありがとうございました。



山元宗一郎選手(LO/在籍期間:1996/4〜2010/3)
 引退しますが、本当は現役としてラグビーを続けたい気持ちもあります。九電でラグビーをしたくてもできない人はいっぱいいて、その現実を背負い、責任を持って戦い抜いてほしいと思います。



松添健吉選手(CTB/在籍期間:2000/4〜2010/3)
 残る選手の皆さんそれぞれにラグビーに携わってきた環境が違いますが、大学や高校等で無我夢中となり優勝目指して頑張ったことを思い出し、上を目指してこれからも頑張ってください。



山本英児選手(NO.8/在籍期間:2002/4〜2010/3)
 素晴らしい環境でプレーさせていただきありがとうございます。これからは、自分の分まで頑張ってください。



森田啓介選手(FB/在籍期間:2002/4〜2010/3)
 九州電力でラグビーできたことに感謝しています。ありがとうございました。これからは、一OBとして、九電ラグビー部を支えていきたいと思います。



濱田修一選手(HO/在籍期間:2002/4〜2010/3)
 8年間、ご支援いただき、ラグビーを続けられたことに感謝いたします。今後は、OBとしてチームを支えていければと思います。ありがとうございました。


 納会には出席できませんでしたが、トップリーグ昇格、そして、このトップリーグ3年間ヴォルテクスに大きな影響を与えてくれたナイサン・グレイ選手(CTB/在籍期間:2005/4〜2010/3)と1シーズンと短い間でしたが、チームに貢献してくれたナイジェル・スタニフォース選手(CTB/在籍期間:2009/6〜2010/3)も引退・退部をします。また、スタッフでは、齊藤信泰副部長、平野勉スキルコーチと私、広報の野口なほがチームを離れることになりました。



 今年度の納会は悔しい思いが募っていた分、感謝の気持ちと、来シーズン以降、チームをどのように持っていくのか、互いに存分に語り合いました。

 納会の終盤には、中村主将が挨拶を行い、OB会の半田様よりヴォルテクスへの熱意が伝わる有難いご挨拶を頂戴しました。

中村主将

「今季は、不甲斐ない成績でした。引退する選手・スタッフの気持ちを考えると非常に情けなくて悔しい。このような形で先輩方を送り出しすみません。ヴォルテクスは、強くならないといけない。プロセスを大事にしよう!勝利できるかもしれないが、内容にこだわろう!そうすれば、トップリーグへの道は開ける。絶対行けるというものではないが、行かなければならないもの。今、選手全員がベストを尽くしているのか?胸を張って“練習してます!”という風に言えるのか?言えるだけのことをしているのか?2年後、トップリーグでしっかりとした成績を収められるように頑張りましょう!!今年がないと来年がない!頑張りましょう!!」

OB会 半田様

「60年を超える歴史を持っています。全国に誇れるチームです。現在ラグビーを取り巻く環境は目まぐるしく変わっていて、大変な苦労と我が身を顧みない熱意が必要です。自分たちの役目に誇りを持って頑張っていただきたい。相撲が国技であるように、九州電力のシンボルスポーツがラグビーであることをより感じて、高いスキルと強い団結力を節にお願いしたいと思います。九電ラグビー部は不滅です!頑張ろう!!」

 最後に、OB会の白石幹事長のご発声により、全員での万歳三唱を行い、納会は盛況のまま、幕を閉じました。

 最後になりましたが、ご多忙中、キューデンヴォルテクスの納会にご出席いただきましたご来賓の皆さまに厚く御礼申し上げます。今後ともご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。



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