11月20日(金)

 合宿2日目です。一昨日まで雨の予報が出ていた鹿児島ですが、昨晩から曇り時々晴れの予報に変わり、何か気候が応援してくれているようで、何だか嬉しい気持ちになった合宿2日目の朝です。

 午前中、選手たちにとっては地獄であるコンディショニングメニューを実施しました。持久力を高めるトレーニングで、今日は、ひたすら走るメニューに加え、ウエイトバッグやメディシンボール等(重り)を持ち上げたり、腹筋や反復動作等を繰り返したり、サーキット形式で休む間もなく動き続けました。1時間ほど、心拍数を上げたままの状態で、互いに励まし合いながら、自分の精神力と体力と戦い続けていました。コンディショニングの後には、スキルトレーニングです。疲れた時こそ、実力が露になります。ここが課題のヴォルテクスは、さらにコミュニケーションを取りながら、集中して練習に取り組みました。





 さぁ、午後の練習はユニット練習とアタック&ディフェンスという試合形式に近い練習です。BKは、アタック練習を、FWは、スクラム、ラインアウト、モール等の練習を行いました。スクラムも100%のガチンコ勝負です。真剣さと緊張感で張りつめたような雰囲気の中、同じチームと言えども、ライバル心をむき出しにし、互いに負けてたまるものかと激しくぶつかり合っていました。
 アタック&ディフェンスの練習も同じく100%のコンタクトありで行います。コンタクトスーツを着用しているものの、タックル、ラックでは、あまりの激しさに見てる側が目をつぶってしまいそうなほどにハードな練習をこなしました。




 2部練習を終え、ホテルに戻ったヴォルテクスメンバーは、夕食をとり、レフリングについてのミーティングを行いました。
 テスト形式で20問の質問に○×で答えていくものです。ラグビーはルールが異常なほどに多く、覚えるだけでも一苦労です。さらに、毎年のようにルール変更もあり、試合中には瞬時に判断を問われます。その判断ミスによって、勝利を手放すことにならないよう、少しでもわからないところは確認したり、質問したり積極的に取り組んでいました。




 合宿も残り2日です。1日1日を大切に、より自分に厳しく取り組んでいきましょう!!
 本日も選手日記で締めくくります!今日の執筆者は、久木元選手です!

選手日記(11月20日)
久木元 孝成 選手



 こんにちは!2年ぶり!?に合宿日記書きます!久木元です。
 11月19日はジャガイモこと松本允君の誕生日でしたが、平成のプレイボーイと言われている市川海老蔵の交際が発覚し、影を潜めました。大学の同期として俺はちゃんと祝福しているよ♪



 それはさておき、只今合宿2日目終了。午前中はコンディショニング(走り込み)とコンタクト(タックル)など盛りだくさん。なかなかハードなメニューで、午後もA対Bの試合形式のガチンコ。合宿初日に、監督がホンダヒート戦のメンバーはこの合宿で決めると言っていたので、選手全員が激しく、熱く戦っていました。
 私達には後がない。自分自信の為に、チームの為に、応援してくれる人々の為に、そして後悔せずに私達がやってきた事、思いを肯定する為には今の一瞬一瞬が大切な時間なんです。
 だから、今やれるべき事を全てやる。

 昨日、報道ステーションで早稲田大学の野球部の監督が言っていました。何故、非科学的なきつい練習をするのか?逆行しているのではないか?という質問に監督は、『練習で泣かないと試合では笑えない。敵は自分自身にある。己に打ち勝たないといけない』と言っていました。
 何を今更と思うかもしれませんが、それも今必要なんです。

 11月29日ホンダヒート戦、人事を尽くして天命を待つ。

 合宿は残り2日。この時間を大切に…、がんばります!


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