ヴォルテクスは、残りの後半戦に底力を見せつけるだけの個々のパフォーマンス、そして鬼気迫る中での真のチーム力を求め、鹿児島合宿で集中してトレーニングに取り組むことになりました。本日19日より22日までの4日間、練習から100%で臨み、悔いの残らないよう頑張ってきます。

11月19日(木)

 早朝、博多駅に集合し、鹿児島へ向けて出発したヴォルテクス一同。出発して間もなく、車内は静まり、全員おやすみタイムです。ちょっとやそっとの音では起きないほど、爆睡していました。午後からの練習には、万全の状態で取り組めそうです。

 今回の合宿でお世話になるホテルは、「サンデイズイン鹿児島」。毎年、合宿やラグビー教室でお世話になるホテルです。ホテルに到着すると、早速昼食の時間です。このホテルの食事は、とっても美味しいので、皆口々に、「食べ過ぎた…。」と嬉しそうな、苦しそうな、複雑な表情をしていました。スポーツする上で、食べることも非常に重要であり、美味しく、さらには栄養も十分に摂取できるので、選手も大満足です。




 昼食後、一休みし、午後のトレーニング開始です。この合宿で利用するグラウンドは、「かごしま健康の森公園」のグラウンド。芝生の状態もよく、非常に素晴らしいグラウンドです。

 本日は、スキルトレーニングを中心とした練習に加え、FW、BKに分かれてのユニット練習や、15人でのアタック練習を2時間ほど行いました。




 練習後には、鹿児島市による合宿の激励訪問が行われました。
 はじめに鹿児島親善大使から中村主将に花束が贈呈され、続いて、鹿児島市の松木園副市長から、「トップリーグチームである九州電力キューデンヴォルテクスが鹿児島市で合宿を行うと聞き、この日を待ちわびていました。この合宿で成果をあげ、ぜひ後半戦で勝利を獲得してほしいと思います。鹿児島市民みんなで応援したいと思います。キューデンヴォルテクス、チェスト!!」と激励のご挨拶を頂戴しました。“チェスト”とは、鹿児島弁で“頑張れ”という意味だそうです。嬉しいお言葉を頂いた上、激励品として、鹿児島名産の黒豚、そしてみかんジュースを頂きました。




 また、ヴォルテクス側の代表として、中村主将が挨拶をし、記念品のレプリカジャージを贈呈させていただきました。
 松木園副市長をはじめとする鹿児島市関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 鹿児島合宿初日は、天候も良く、内容の濃い練習を実施することができました。明日の練習も頑張りましょう!!



 レポートの最後を締めくくるのは、合宿恒例の選手日記です。
 本日は、ヴォルテクス唯一の鹿児島県出身者であるLO山元宗一郎選手です!

選手日記(11月19日)
山元 宗一郎 選手


 久しぶりに地元鹿児島に帰ってきた。
 移動のバスの中から桜島が見えた。住んでいた頃はただ灰を降らすだけの山としか見ていなかった桜島も、久しぶりに見るとなぜか誇らしく思えた。
 今日の練習後、鹿児島副市長より激励の言葉を頂いた。その中で鹿児島弁で「チェスト」という言葉が出てきた。この「チェスト」という言葉は「死にもの狂いで頑張る」という意味である。
 この言葉を聞くと、私が幼少の頃、運動会のリレーで「チェスト〜ッ!」と叫びながら懸命に走る父の姿を思い出す。
 今思えば少し恥ずかしい気もするが、足の早い父が「チェスト〜ッ!」と叫びながら鬼神のごとく走る姿は、幼少の私にとって誇らしかった。
 そこで思った。私もボールを持った時に、「チェスト〜ッ!」っと叫びながら相手に突っ込んでいこうか?
 いやっ本当に叫ばなくてもいい。ボールを持った時、タックルにいく時、心の中で「チェスト〜ッ!」と、叫びながら相手に突っ込んでいこう!
 鹿児島の魂を胸に・・・これから始まる後半戦に挑む!
 残り3日頑張るぞ!!


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