北見合宿６日目。明日１１日は移動日のため、合宿最終日というところでしょうか。
　結局、合宿期間中、一度も雨は降ることなく、天候にも恵まれ、充実した合宿を過ごすことができました。

　本日は、合宿での最終戦を飾るNTTコミュニケーションズとの一戦です。昨年の北見合宿の際にも試合を行い、良い戦いはしたものの、敗北を喫しました。NTTは、トップリーグ昇格を目標としており、“絶対に勝ちたい”という強い思いを持って挑んでくるでしょう。一方のヴォルテクスは、先日のキヤノン戦で悔しい思いをしたばかり。同じ轍を踏まぬよう、前へ出るヴォルテクスを披露したい一心で試合に臨みました。

　本日の試合会場となるのは、津別町ふれあい公園ラグビー場。なんと、気温は３２℃。九州と変わらない暑さに、ウォーミングアップから汗がしたたり落ちてきます。暑さに加え、風も吹かず、この試合は、互いの体力勝負も鍵となりそうです。

　NTTのキックオフで試合開始。出だしから、キヤノン戦には無かった力強さがヴォルテクスフィフティーンから伝わってきます。前へ前へと全員でリズムを掴もうとしていた５分、NTTにチャンスを与えてしまいます。連続攻撃からヴォルテクスのキックがタッチラインを切らず、相手にカウンターアタックを仕掛けられ、先制トライを許します。
　続く９分には、自陣でのキックチャージからターンオーバーされ、そのまま持ち込まれトライ。０対１４とリードを許します。

　ハーフタイム、トンプソンHCは、戦術に関する指示だけを冷静に話しました。

　前半終了間際に得点を入れたヴォルテクスは、自信を持ち直し、後半での逆転を誓います。
　その思い通り、後半に入って粘り強いディフェンスでゴールを守り、敵陣に入ると果敢に攻め込んでいきます。惜しいことに、ゴールまであと一歩というところでのミスが目立ち、なかなか得点へと繋げることができません。
　NTTの強さが露となったのは、１４分。流れがヴォルテクスにあったところを、ターンオーバーからトライへと繋げます。

　試合後、郷田監督は、「この結果が実力だ！強くなるためには、練習を重ねていくしかない！心を入れ替えて、やっていこう！！」と選手たちに訴えるよう話しました。

　北見合宿６日間を終え、結果は、１勝３敗。この結果は、正直なところ満足いく結果ではありません。トップリーグ開幕までの残り２６日間に全てをかけ、全員が無我夢中で前進していってこそ、明るい未来が見えてきます。
　北見合宿での課題を、しっかりと見直して、明日、福岡に帰りたいと思います。

　恒例の選手日記。本日の執筆者は、LO川嵜耕大選手です！