春シーズンが終わり、改めて春季オープン戦を振り返ると、選手・スタッフはもちろんのこと、ファンの皆さまも様々な思いを抱いていると思います。
 さて、今回は、今年度から新たにヴォルテクスの指揮を執っている郷田監督に春シーズンを振り返ってもらいました。
 郷田監督にとっての春シーズンはどのようなものだったのでしょうか…?


1、監督就任後、昨シーズンに比べて責任感や、指導する立場として、心境の違いはありましたか?

 自らに与えられた役割について責任を果たすという意味では、昨シーズンと比較して心境の違いはありませんが、BKコーチから監督としてチームを指揮するという意味でその役割の範囲が広がったことは大きな違いです。
 また、監督に就任して、本当に多くのみなさまに励ましの言葉をいただきましたので、その期待に応えたいという思いは強くなりましたね。
 指導する立場としては、以前より選手たちとコミュニケーションを図るように心掛けています。


2、春シーズンを振り返っての手応え、課題等含めたチーム状況はどうですか?

 5週連続でトップリーグチームと対戦したことに加え、選手に厳しい練習を課しましたので、最後の週は全体の約3分の1がケガで戦列を離れる結果となりましたが、スタッフを含めたチーム全体の頑張りで、春シーズンを当初の予定どおり乗り切ることができました。
 昨シーズンの結果を踏まえて、チームスローガンに「貫く」を掲げて臨んだ春シーズンでしたが、コカ・コーラさんに大敗するなど、安定した力を発揮できなかったことは課題と受け止めています。一方で、敗戦の中で、激しさやひたむきさ、戦術面では、ペナルティーからの早い仕掛けやディフェンスにおけるプレッシャーの必要性などチームのベースになるものを再認識して徐々に実行できるようになってきたことが収穫ですね。


3、春シーズンを振り返り、この選手の今後が楽しみ、また、一押しの選手を教えてください。

 今季、新たに加入した二人の外国人選手についてですが、チームにフィットしてくれば更に力を発揮してくれると考えています。HOジョシュについては、正確なスローイングや早いセットなど堅実なプレー、FBナイジェルについては、距離のあるキックやフィールディングなど、チーム力強化につながると期待しています。
 また、一年目の浦川が、最終戦の東芝戦のスターティングメンバーに入ったことやLO吉浦、CTB大坪、WTB久保、FB吉田などがAチームでプレーしたことは、今後につながり、非常に楽しみですね。


4、トップリーグ開幕までに強化したい部分はどのようなところですか?

 春シーズンでの結果を踏まえ、まだまだフィジカル面での強化が不可欠であると考えています。ウエイトトレーニング・コンディショニングなどに取組み、より大きく、より強く、より速く、シーズンを通じてゲームにおいて80分間ハードに戦い抜けるだけの身体づくりに取り組みたいと思います。
 また、戦術面についても具体的な落とし込みが必要と考えています。各局面において、どのプレーを選択し、激しいプレッシャーの中においても精度高く実行できるようチームに浸透させ、選手たちが自信を持ってフィールドに立てるよう取り組んでいきたいと思います。



5、ファンの皆さまにメッセージをお願いします。

 トップリーグ開幕戦となる9月5日福岡サニックスブルース戦まで、残すところ3ヶ月弱。今季の目標であるTOP7達成に向け、しっかりと準備したいと考えています。
 トップリーグ3年目となる今シーズンにおいて、ファンの皆さまと共にまだ見ぬ感動に出会えるよう、精一杯取り組んでいきますので、みなさまの熱いご声援をお願いいたします。


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