5月8日(木)、西日本短期大学法学科の公開講座に、キューデンヴォルテクスの神田監督が講師として招かれ、講演を行いました。
講演のテーマは、「ラグビートップリーグへの挑戦」。講座開始に伴い、ヴォルテクスのことを簡単に知ってもらうため、キューデンヴォルテクスのPRビデオを上映しました。
今回の受講者は、殆どが若い世代、ラグビー観戦を一度もしたことがないという方が3分の2以上を占めている中、神田監督はラグビーをほとんど知らない皆さんへ向けて、わかりやすく、より丁寧に、ラグビーという競技の歴史、九電ラグビー部の誕生からトップリーグ昇格までの道のりなどを熱く語りました。時には、冗談を交えたり、ヴォルテクスが行っている練習を実践したりと、興味をひくような内容を上手く取り入れていました。
講演の中で、特に興味を引いたのは、「組織力について」。 「リーダーシップを執ってチームを引っ張る人がいれば、フォローワーシップでチームを支える人がいます。どちらか片方だけが頑張るのではなく、その相互の関係がうまくいってチームが成り立っています。」という話がありました。 ラグビーと言う競技は、試合に出場している15名だけで試合を行っているのではなく、メンバーに入ることの出来なかった選手、チームを引っ張るキャプテンもいれば、黙々と役割を果たす選手もいます。また、それを支えるトレーナー、影で働くマネージャーと、それぞれの役割を果たすことで、キューデンヴォルテクスも良いチームとなっています。 そのことはキューデンヴォルテクスだけではなく、社会生活や学校生活でも同じことが言えること、本日の神田監督の講話を聞きながら改めて実感しました。
1時間半の講演でしたが、講演が終わると自然と大きな拍手が室内に響き渡り、大盛況で幕を閉じました。
神田監督が本日の講演で一番言いたかったであろうこと…。 キューデンヴォルテクスは毎年目標を掲げています。神田監督は、その目標を達成するためのプロセスとして、具体的手段を考え、実行し、反省を繰り返し行いながら、一喜一憂し、目標達成へ繋がっていくことを話していました。そのプロセスの中で、「Enjoyすること(楽しむこと)が大切です!」と言い切った神田監督。 それぞれの目標達成に向けて過程を進む中で失いがちなもの、「Enjoyする」ということを大切にしてほしいということが、本日の講演を通じて、十分に伝わったのではないでしょうか。
最後になりましたが、公開講座にお招きいただき、開講するにあたり多大なるご尽力をいただきました西日本短期大学の泉さまをはじめとする関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。
そして、神田監督、講演お疲れ様でした!