今日のホンダヒート戦は、網走市に移動しての試合。雨が降り、冬の始まりを感じさせるような寒さの中、Bチームの試合が開始されました。開始5分、ホンダヒートにラインアウトから展開され、トライを決められ0対5と先制されますが、12分、キューデンヴォルテクスが右ゴール前ラインアウトからモールで押し込みトライを決めます。キューデンヴォルテクス秋の陣の初トライは、怪我に泣き、2年振りの試合に出場したFL端迫選手です。今までの思いが詰まったトライです。端迫選手のトライで5対5としたキューデンヴォルテクスは、21分、30分にもトライを決め、前半を19対5で折り返します。
ハーフタイム、トンプソンコーチは「この40分間は最高に良かった。練習で行ってきたことをしっかり試合で出せている。ディフェンスの激しさ、コミュニケーションが大事だ。次の40分間、もう一回頑張ってディフェンスしよう。」と指示を出しました。
後半も前半の良い流れを維持したいキューデンヴォルテクス。開始直後の2分、ラックからの攻撃で、SO久木元選手が裏への絶妙なチップキック、それを走り込んできたWTB山田選手がキャッチし、そのままトライを決めます。24対5。24分、キューデンヴォルテクスは、気迫溢れるFW陣がモールで押し込み、NO,8山本選手がトライを決め、久木元選手のゴールも成功し、31対5となります。 27分、ホンダヒートに1トライ決められますが、30分、キューデンヴォルテクスは、右ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、ダメ押しのトライを決め、36対10という大満足の結果で試合を終えました。
端迫選手の気迫溢れるプレーに刺激された山本選手、大山選手の第三列が、激しいアタック、タックルを見せたかと思えば、WTB久保選手が絶妙のチェンジオブペースで相手を再三抜き去るなど、ゲームに飢えていた選手たちが、その力を思う存分発揮した戦いに、指揮官も満足の試合でした。
1試合目の快勝試合を受け、負けてはいられないキューデンヴォルテクス、 開始7分に浦選手のキックチャージからSO齊藤選手がドリブルで進み、そのままインゴールでボールを押えトライを決め、 5対0とリードを奪います。しかし13分には、ホンダヒートの連続攻撃によりトライを奪われ、5対7と逆転されます。 逆転を狙うキューデンヴォルテクスは、右ゴール前ラインアウトからモールを押し込みHO佐藤選手がトライを決め10対7と再逆転します。 しかし、37分、再びホンダヒートにトライを奪われ10対14と逆転されますが、試合終了直前の40分、またもラインアウトからモールで押し込み主将川嵜選手がトライを決め、15対14で前半を折り返します。
トンプソンコーチは、「九電はトップリーグのチームだ!相手のプレーに反応するのではなく、 相手に反応させるプレーをしよう! 後半は、キューデンヴォルテクスのラグビーを見せていこう。」と檄をとばしました。
後半は降り出した雨が激しくなり、グラウンドの状態も悪く、ボールも滑りやすい状況のなかで10分、 主将川嵜選手がゴール前のラックからサイド突き、トライを決め20対14。 前半の流れを払拭したいキューデンヴォルテクスは、24分に今日3本目となるモールでのトライ。ゴール成功し、27対14とホンダヒートを突き放します。 40分、ホンダヒートに意地のトライを決められますが、反撃もここまで。27対21で、勝利を収めました。
華麗なBKラインを誇るホンダヒートの攻撃に、度々ディフェンスラインを突破されるなど課題も残りましたが、 川嵜主将の下、グラウンドコンディションの悪い中での戦いを意識した攻撃で、 昨年北見で苦汁をなめさせられたホンダヒートに、A/Bとも勝利して、トップリーグチームの貫禄を示すことが出来ました。
次は13日、北見市東陵運動公園にて、再びホンダヒートとの戦いです。 お近くにお住まいの方は、ぜひご観戦にお越し下さい。