村上 龍寛
ポジション スタンドオフ
出身校 明治大学
身長 172p
体重 75kg

開幕から順調に白星を重ねるチームで、フル出場を続ける唯一の選手。この日もバックス陣を華麗に操りトライを量産した司令塔。九電ラグビー部の申し子齊藤 玄樹選手です。


今日は15トライ。快勝でしたね?

気付いたらこんなに点差が開いていたという感じでした。すごく集中できていたと思います。ひさしぶりに良いコンディションでの試合でしたし、広島での試合にもかかわらずたくさんのファンの皆さんが応援に来てくださっていたのですごく心強かったです。今日はとての楽しくプレーできたので、あっという間の80分間でしたね。


しかし今季初失点をしました。ディフェンスに関する反省点などありましたか?

あれは完全に取られてはいけないトライでした。ちょうど疲れてきていた時間帯でしたので、一瞬チームが気を抜いてしまったと思います。とられた内容も良くなかったです。守るべきところできちんと守れなかったのは反省しなければいけないと思います。


今季の公式戦は、瓜生選手の怪我による出遅れもあり、チームで唯一フル出場をしています。
スタンドオフという難しいポジションですが、チームにも馴染んできたようですね。

まだまだですけど、少しずつ九電のラグビーが体に染み付いてきているとは思います。
入社当初は明治大学時代のラグビーとの違いにかなり戸惑い、自分のプレーができなくて苦しいときもありましたが、いろんな先輩方に話しを聞いたり、瓜生さんのプレーを参考にしながら少しずつ九電のラグビーを勉強しました。特にナイサンと吉岡さんが試合中に出してくれるアドバイスはすごい勉強になります。


トンプソンコーチの指導も、大学時代から外国人コーチから指導を受けていたので、
違和感なかったですか?

違和感は全くなかったです。逆にあまりにも練習メニューが一緒だったのでびっくりしましね。
ただ大学のころはコーチがきめたチームスタイルを僕らはただ従うだけでした。これは、選手がコーチに対して何も意見を言わなかったのが良くなかったと思います。でもトンプソンコーチは僕たち選手の意見を積極的に聞こうとして、それを実行してくれます。それが、今チームがうまくいっている一つの要因だと思います。


齊藤選手は中学時代にも練習参加していましたよね?小さな頃から見てきた九電ラグビーに入り、
実際に自分がプレーして感じるといころはありますか?

無理やり連れて行かれて、しかもあまりにきつい練習で泣きそうになったのを覚えています。あの頃は絶対九電ではラグビーしたくないって思っていました(笑)。でも小さいころから憧れのチームでしたし、ぼくがラグビーをはじめる1つのきっかけになったのが九電のラグビーでしたので、とても感謝しています。ここでラグビーができることがすごく幸せです。


齊藤選手は19才以下日本代表でも活躍しました。遠征での思い出を聞かせて下さい。

代表でプレーができるということはなかなか経験できることではないので、今でもとてもよく覚えています。
代表を通じていろんな仲間ができました。また遠征中に誕生日を迎えたのですが、チームメイトがドッキリで誕生パーティーをひらいてくれたんです。夜中にみんなでケーキを食べながら将来のことについて語り合ったこと大事な思い出ですね。


そういえば、入社前は豪州へラグビーしたそうですね。自分のレベルアップに役立ちましたか?

オーストラリアでは基本プレーの大切さを学びました。ひたすら基本プレーの練習をするんです。結局1つのパス、キック、タックルにしても基本プレ-がしっかりしていないと、応用が利かないんです。今まで雑だったプレーを1から修正するのにとてもいい機会でした。またシドニーでナイサンと一緒にスーパー14の試合を観戦し、質の高いプレーを間近でみれた事は自分のレベルアップにつながりましたね。


ところで春からAの試合に出場していますが、トップリーグ昇格へ向けた課題など教えて下さい。

どれだけキックゲームに勝てるかだと思います。
これは自分のこれからの課題でもあるのですがラグビーはよく陣取り合戦だと言いますし、トップリーグクラスになるとディフェンスも硬いですので簡単に点は取れません。だから、常に相手陣でプレーするということが大事になってくると思うんです。キックで楽にフォアードを前に出してあげて、最後はバックスリーでトライを取るような展開に持ち込めるのが理想ですね。


これからトップキュウシュウリーグの他に、三洋電機や神戸製鋼などトップリーグとの試合も組まれていますが、大事な時期になってきますね。

この2試合はとても大切な意味を持つ試合になると思います。ここまでの試合は比較的楽な相手でしたけど、これから入れ替え戦などで力の拮抗した相手と試合することを考えると、神戸や三洋のような強いチームに対して、今自分たちがどこまでできるのか?どこのレベルまで達しているのか?ということが分かると思います。今まで出てこなかった新たな課題がでてくるということは、とても重要だと思います。どちらもかなり強いチームですが、勝ちに行きたいですね。


毎試合遠路までたくさん応援の方々が来られています。皆さんに感謝の気持ちと、
今シーズンの齊藤選手の決意をお願いします。

今年入社しました齊藤玄樹です。ここまで悪天候の試合や、広島での試合にも関らず、たくさんのファンの皆さんが応援に来てくださっているのを見て、九電ラグビー部はとてもファンの皆さんに恵まれているなと感じています。
そんなファンの皆さんの期待に応えるように、自分自身もこれからもっと努力してトップリーグに上がりたいと思いますので、これからも是非応援に来て下さい!!



9月23日(土)

九州電力 中国電力
101 7

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