前半ゴール前に何度も釘付け。しかし相手を零封。堅守という言葉しか見当たらない九電フィフティーンの体を張ったアタックル。気温33℃という北見では信じられない暑さの中行われた豊田自動織機戦、グレイジータックルを連発したグレイ、Mr.ジャッカル松本選手をはじめ、ラックへ集散する九電FW。この試合進化した九電ディフェンスが早くも爆発。ターンオーバーから逆に攻め込み、11分ゴール前スクラムからサイド攻撃を仕掛けた川嵜選手がラックを形成、そこから村上選手が素早くボールを捌いたところへ新九電の核弾頭浦選手が相手選手もろともゴールへ飛び込み先制のトライ。その後一進一退の攻防が続いた25分、スクラムサイドを鋭くついた村上選手から素早くバックスへ展開。最後はFB黒木選手が余裕でトライ。更には39分ゴール前ラインアウトからFWがモールを形成。そのまま豊田自動織機ゴールを割り、前半は21対0で折り返しました。
後半は激しい暑さのせいもあり、決定的チャンスでパスミスをするなど集中力を欠いたプレーはありましたが、ディフェンスは堅く再三のピンチをしのぎ後半17分、ゴール前のラックから齊藤選手が相手のギャップを突くと、フォローしたグレイ選手へ芸術的ラストパス。吉岡選手のゴールも100%の確立で決まり28対0とリードしました。しかし後半27分ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ、トライを奪われ28対5となりました。その後は両チームともスタミナの消耗が激しく、そのままノーサイドを迎えました。
夏合宿初戦、幸先のいい勝利で飾りました。