12月8日(土)トップチャレンジリーグの2ndステージ第3節の中国電力レッドレグリオンズ戦が広島県のコカ・コーラボトラーズジャパン広島ラグビー場で開催されました。 順位争いが大混戦となっている2ndステージ。この試合の結果で残留か下部リーグとの入替戦が決定する大一番。勝利が絶対条件のヴォルテクスは、スターティングメンバーに怪我から復帰した高井選手、荒牧選手を起用し、アウェー広島で中国電力に挑みます。時折雪がチラつく中、中国電力ボールのキックオフで試合が始まりました。
試合序盤は両チームエリアを意識した戦術が重なり、キックを多用する試合展開となります。ヴォルテクスは10番荒牧選手、15番加藤選手のキックを中心に、中国電力エリアに入り込み、徐々に優位な状況を作り出していきます。
前半23分に中国電力5番の選手が故意の反則により、イエローカードを受け10分間の退場となります。 前半24分 ヴォルテクス 数的優位となったヴォルテクスは、敵陣ゴール前のヴォルテクスボールのラインアウトから、モールで押し込み、最後は6番高井選手が左中間へ先制のトライを奪います。ゴールキック成功。 7ー0
前半26分 ヴォルテクス キックカウンターからヴォルテクスが攻撃を仕掛けます。ハーフウェイライン付近で相手が油断しているブラインドサイドを突き、9番児玉選手のパスを受けた11番磯田選手がビックゲイン。更に6番高井選手のサイド突破で一気に相手ゴール前まで攻め込みます。最後は外の空いたBKのスペースへボールを繋ぎ、13番黒木選手が右中間に追加トライを挙げます。ゴールキック失敗。 12ー0
前半32分 ヴォルテクス 自陣22m付近で中国電力の連続攻撃を凌ぐヴォルテクスは、13番黒木選手の前に出る鋭いタックルでターンオーバーに成功。そのボールをすぐさま12番中選手が持ち出し、相手DF2人を引きつけ13番黒木選手へパスを繋ぎます。黒木選手はそのまま約60mを走り切りゴール右中間にトライ。点差を広げます。ゴールキック成功。 19ー0
その後も敵陣でプレーするヴォルテクスでしたが、追加点は奪えず19ー0とヴォルテクスリードで前半を終了します。
後半18分 ヴォルテクス 敵陣ゴール前のヴォルテクスボールのラインアウトから、モールで押し込み、最後は6番高井選手が左中間へトライ。ファーストトライと同様のパターンで追加点を奪い、試合を決定付けます。ゴールキック成功。 26ー0
試合終盤は中国電力に攻撃される時間帯が続きますが、ホームゲームかと思わせる応援団の大声援・鼓舞に後押しされたヴォルテクスは、集中したDFで相手に得点を与えません。
結局、最終スコア26ー0の完封で試合終了となりました。
この結果、2ndステージBグループでは首位。全体順位は5位となり、TCL残留という形で今シーズンの全日程を終了しました。
1stステージ8位という苦しい展開から、皆さまのご声援もあり、なんとか5位まで這い上がることができたヴォルテクス。課題の多いシーズンとなりましたが、後半に見せた力をコンスタントに発揮できるよう、これからもハードワークを続け、更なる高みを目指してチーム一丸となって取り組んでまいります。
シーズン通してヴォルテクスを応援いただいたファンの皆さま、ラグビー協会はじめ地域関係者の皆さま、選手・スタッフを練習に快く送り出してくれた職場の皆さま、 選手・スタッフをサポートしてくれた家族の皆さま、1年間本当にありがとうございました。。
ヴォルテクスの試合映像はTCL公式動画サイトで確認できますので、ぜひアクセスください。※試合後、2〜3日でアップされます。