10月6日(土)トップチャレンジリーグの1stステージ第4節の栗田工業ウォーターガッシュ戦が九州電力香椎競技場で開催されました。 第4節は今シーズンからトップチャレンジリーグに参戦し、外国人選手を多数補強するなど、急速に力をつけている栗田工業ウォーターガッシュと本拠地香椎競技場での対戦です。 台風25号の接近に伴い、雨風が強い悪天候の中、12時にヴォルテクスボールでキックオフされました。
前半3分、ハーフウェイラインから栗田工業に連続攻撃を仕掛けられ、自陣ゴール前まで攻め込まれます。 必死で食い止めるヴォルテクスでしたが、ゴール前のディフェンスでラインオフサイドの反則を犯してしまいます。 そのペナルティーから相手9番に素早くリスタートされ、走り込んできた7番にゴール中央付近に先制トライを許します。 0−7。
前半風下のヴォルテクスは、自陣からパスを回し粘り強いアタックでフェイズを重ねながら敵陣に攻め込みますが、ミスで栗田にボールを奪われると、1つのロングキックでエリアを大幅に挽回されるといったもどかしい時間帯が続きます。 前半15分には敵陣ゴール前のラインアウトからモールで押し込みますが、あと一歩のところでタッチに押し出され、得点には結びつけられません。
前半19分、自陣ゴール前の相手ラインアウトから連続攻撃を仕掛けられ、最後はヴォルテクスのディフェンス人数が少なくなったブラインドサイドを、9番−10番−7番とパスを繋がれ、自陣ゴール左隅にトライされ追加点を奪われます。 0−12。
前半29分、敵陣10m付近のヴォルテクスボールのスクラムから、BK、FW一体となって連続攻撃を仕掛けます。すると10番屋選手が一瞬の隙をついてラインブレイクに成功。 その次のフェイズで外へ展開し、5番浦選手の絶妙なオフロードパスも絡めたパスワークで、数的優位を作り出し、最後は6番高井選手がゴール右端へ反撃のトライを奪います。 5−12。 その後もボールをキープしアタックする時間は多いヴォルテクスでしたが、強風の影響もあり、敵陣深くまで攻め込むことができず、5−12でハーフタイムに入ります。
後半13分、栗田8番の選手が危険なプレーの反則を犯し、10分間の退場となります。 数的優位、風上を活かし、後半一気に逆転したいヴォルテクスでしたが、風下に回った栗田工業がボールをキープする時間帯が増え、ヴォルテクスはなかなか決定機を作り出すことができません。
後半25分、自陣ゴール前の相手ランアウトから栗田工業に連続攻撃を仕掛けられます。 ヴォルテクスは粘り強いDFで応戦していましたが、栗田8番のオフロードパスからDFラインが乱れ、8番−10番−22番と繋がれ、自陣ゴール右隅にトライを許します。 5−17。
残り時間が少なくなる中、早くトライを返したいヴォルテクスでしたが、チャンスの場面でパスが繋がらず、結局後半は無得点に終わり、最終スコア5−17で試合終了となりました。
ホーム香椎競技場で連敗となったヴォルテクスは、これから更に厳しい戦いが続きます。 台風の影響による悪天候にもかかわらず、観戦にお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。 また、強風による会場レイアウトの変更やイベントの一部中止などご迷惑をお掛け致しました。 次節10月20日(土)は、強敵NTTドコモレッドハリケーンズと大阪の万博記念競技場で対戦いたします。引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします。