9月8日(土)トップチャレンジリーグ(以下:TCL)の1stステージ第1節の中国電力戦がコカ・コーラボトラーズジャパン広島ラグビー場で開催されました。 今季のTCLは、昨季トップリーグ(以下:TL)から降格した、NTTドコモレッドハリケーンズや近鉄ライナーズをはじめ、各チーム強力な外国人選手を多数獲得するなど、一段とリーグのレベルは上がっています。 TL入替戦の切符を手に入れるためには、最低でも1stステージで4位以上となることが必須条件であるため、電力ダービーとなった開幕戦を何としても勝利したいヴォルテクス。 時折激しい雨が降る中、中国電力のキックオフで試合が始まりました。
試合が動いたのは前半12分。 自陣ゴール前のDFでヴォルテクスが反則を犯し、ペナルティーゴールを決められ先制されます。0−3。
前半26分。 敵陣ゴール前のスクラムから中選手がポイントをつくり、その後FW陣が連続してサイドアタックを仕掛け前に出ます。最後は大山選手が中央へトライ。 児玉選手のコンバージョンキックも決まり、7−3とします。
その後、キックカウンターから加藤選手がビックゲインするなど、何度かトライチャンスは生まれるものの、雨の影響からかハンドリングエラー等もあり、なかなか得点に結びつけられません。 前半終了間際、自陣22m付近で中国電力にペナルティーゴールを狙われますが失敗。7−3で前半を終了します。
後半8分。 自陣ゴール前、中国電力のスクラムセットプレーから9番が持ち出し、走り込んできたフリーの6番へ折り返しのパスを繋がれトライを許します。 コンバージョンキックも決められ7−10となります。
後半14分。 敵陣ゴール前のマイボールラインアウトからFWがモールでトライライン間際まで押し込みます。 その後ラックとなり、児玉選手からスタンドオフの位置でパスを受けた中選手が相手DFをかわし逆転のトライ。12−10。
後半20分。 敵陣ゴール前のマイボールラインアウトからFWがモールで押し込み、そのまま左隅トライ。 コンバージョンキックも成功し19−10と追加点を奪います。
後半23分。 自陣10m付近から中国電力にペナルティーゴールを決められ、19−13と詰め寄られます。
後半27分。 1チャンスで逆転される点差から脱したいヴォルテクスは、敵陣10m手前で得たPKからペナルティーゴールを狙います。 キッカー児玉選手が約45mのキックを決め、22−13と再び9点差に戻します。 その後は、中国電力の攻撃を激しいDFで守りきったヴォルテクスが22−13で勝利し、勝ち点4を獲得しました。
悪天候にも関わらず観戦にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。 次節は9月16(日)北九州のミクニワールドスタジアム(有料試合)で、近鉄ライナーズと対戦します。 厳しい戦いになると思いますが、ホームゲームの初戦にチーム一丸となって挑みますので、ぜひ会場で熱い応援をよろしくお願いします。