12月24日(日)トップチャレンジリーグ(TCL)2ndステージ第3節、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦が長崎市総合運動公園 かきどまり陸上競技場で開催されました。 2ndステージを0勝2敗で迎えたこの3戦目。 2ndステージ1位に与えられるトップリーグ(TL)自動昇格の夢は断たれましたが、TL入替戦を優位に戦うためにも、この2ndステージ3戦目は勝って弾みをつけたいところです。 対する相手は、11月の九電香椎競技場でのホーム最終戦で10対45と力を出せずに敗れた三菱重工相模原ダイナボアーズ。相手もここまで0勝2敗でこの試合を向かえており、勝ったチームが2ndステージを3位通過することが出来ます。 ヴォルテクスボールのキックオフで始まった試合、立ち上がりから三菱のアタックに防戦一方となるヴォルテクス。敵陣からじわじわと攻め続けられ、前半4分に先制トライを許してしまいます。 そして、14分には三菱のキックを一度確保したボールを奪い返されトライを許し0対12と差を広げられます。
これ以上差を開かれたくないヴォルテクスは、三菱がボールを多く保持する中でディフェンスからチャンスを作ります。 前半21分。三菱ボールのラックを小原選手が奪い取り、中鶴主将が裏に大きく蹴りこんだボールを磯田選手が相手より一瞬早く追い付きギリギリでトライ!ゴールは外れますが5対12となります。 続いて、前半24分には三菱のキックボールをカウンターし、中鶴主将が個人技で40mを走り切ってトライ。荒牧選手のゴールキックも決まり12対12の同点になります。
スクラム・ラインアウトでプレッシャーをかけられる中で、少ないチャンスをトライに結び付けたヴォルテクス。 この後は一進一退の攻防が続きますが、連続ペナルティで自陣に攻め込まれると前半ロスタイムの44分にトライを許し12対17でハーフタイムに突入しました。
後半は必ず先制してスコアを振り出しに戻したいヴォルテクスでしたが、またもペナルティから自陣深くに入られると三菱のモールを止めきれず後半5分にトライを許すと、16分にもトライを許し、12対31とリードを広げられます。
流れを変えたいヴォルテクスは今季初出場の金山選手らを交代出場させますが、三菱に行った流れを変えることができず、30分・35分にも連続トライを許し12対45でノーサイドとなりました。
クリスマスイブにもかかわらず、会場に足を運んで応援していただいた皆さま、ありがとうございました。 この日の2試合目には、ともに2勝同志で勝った方がTLへ自動昇格となるHonda HEAT 対 日野自動車レッドドルフィンズが行われ、Honda HEATが圧倒的な力で勝利しTL自動昇格を決めました。 今季の目標としていたTL自動昇格を手にすることが出来なかったヴォルテクス。 自分たちに何が足りなかったのか。Honda HEATがTL自動昇格を果たす試合を様々な思いで観戦し会場を後にしました。 しかし、TL昇格の可能性はまだ残されています。 この日のTLの試合結果により、TL入替戦で対戦する可能性があるチームが4チームに絞られました。 相手は、コカ・コーラレッドスパークス・宗像サニックスブルース(北九州:ミクニスタジアム)、近鉄ライナーズ・NTTドコモレッドハリケーンズ(大阪:ヤンマースタジアム)で、1月13日(土)に行われるTL順位決定戦(13〜16位)で対戦相手と会場が決定します。 今季最終戦となる2018年1月20日(土)のTL入替戦に向けて、まずは3連戦のコンディションを整えるべく体を休め、TL再昇格に向けて年末からヴォルテクスはリスタートします。 最後のチャレンジ、悲願のTL昇格への一発勝負に向けて、今季最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備しますので、引き続き熱い声援をお願いいたします。