11月19日(日)日野自動車レッドドルフィンズ戦 駒沢オリンピック公園陸上競技場(東京) 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス 日野自動車レッドドルフィンズ
33   42

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 2 2 0 0 14 33
後半 3 2 0 0 19
日野自動車レッドドルフィンズ 前半 4 4 0 0 28 42
後半 2 2 0 0 14


ノーサイドまで粘り強く戦い続けるも、TCL1stステージ最終戦を惜敗

11月19日(日)トップチャレンジリーグ1stステージ第7節、日野自動車レッドドルフィンズ戦が東京都の駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。

この日の対戦相手は、日野自動車レッドドルフィンズ。
昨季はトップチャレンジ1で1度対戦し、0対31と完封負けを喫した相手です。
トップリーグ参入経験はありませんが、ここ2年で目まぐるしく強化を進め、外国人選手とトップリーグチームからの移籍選手が多く加入し、チーム力は確実に昨季以上と予想されます。

すでに2ndステージ上位リーグ入りの4位を確定させたヴォルテクス。
この試合結果がどうであれ4位の順位が覆ることはありませんが、2ndステージで再度対戦することになるチームです。

勝負の2ndステージで必ず勝利するためにも、この試合はしっかりと準備し戦いに臨んだヴォルテクス。
冬の到来を感じさせる肌寒い駒沢オリンピック公園陸上競技場、前半は風下が陣地のヴォルテクスボールで試合がはじまりました。



キックオフボール日野自動車のミスで日野陣深くのヴォルテクスボールのラインアウトと、試合開始早々からチャンスが巡ってきます。

しかし、ラインアウトボールを獲得できなかったヴォルテクスは、こぼれ球を日野自動車に拾われると、日野自動車陣から大きく展開され自陣深くに攻め込まれます。
その後は、トライラインを背にしたディフェンスの時間が続き、粘りのディフェンスを見せますが、前半7分、右隅にトライを奪われます。





開始早々にトライを奪われたヴォルテクス。
前節の三菱重工相模原戦と同じような試合序盤の失トライに嫌な空気が流れます。

しかし、それを打破したのが中鶴主将。
前半16分。日野自動車が攻撃中の手薄なラックから浦選手がボールに絡みペナルティを得ると、児玉選手がすぐさま速攻を仕掛け、中鶴主将に渡ると大きくゲインし、ライン際を走りこんだ磯田選手にパスをつなぎゴール真下にトライ。7対7と同点になります。







前半21分には自陣でのペナルティから、自陣深くの敵ボールラインアウトとなり、そのままモールを押し込まれトライを許し7対14。
27分にも、連続攻撃からトライを許し7対21とリードを広げられます。

しかし、ヴォルテクスも負けてはいません。
前半37分、日野陣深くで得たラインアウトからヴォルテクスは執拗にFW攻撃を続け、最後は浦選手が右隅にトライ。難しい角度のゴールキックを荒牧選手が決め14対21となります。

風下の前半。荒牧選手の効果的なロングキックでキック合戦に負けずに済むも、反則やアタックのミス等で自滅することが多かったヴォルテクス。これ以上取られずにハーフタイムを迎えたいところでしたが、前半ロスタイムに4本目のトライを許し14対28と14点のビハインドでハーフタイムに突入しました。








後半スコアが動いたのは12分。スクラムの反則で自陣深くに入り込まれたヴォルテクス。前半にヴォルテクスが奪ったトライのように、執拗にFW攻撃を挑んでくる日野自動車。
ヴォルテクスFWは必死に耐えますが、日野自動車のモールを止めきれずトライを許し14対35と21点差に広がります。

その後のキックオフ、日野自動車の反則からチャンスを得て敵陣深くに入ります。
FWのモール攻撃からBKに展開すると、ライン参加していた小原選手が力強く縦を突いた後に見事なオフロードパスを島選手につなぎ、島選手が相手選手を引きずりトライ。
21対35と差を縮めます。






ハーフタイムで、ボールキャリアの保持について意思統一を図っていたヴォルテクス。
後半はヴォルテクスのアタックが機能し始め、交替出場の井上・大山・山田・中尾・正海選手が出場すると、更に攻撃のリズムが良くなります。

後半31分には、日野自動車の攻撃を中鶴主将がパスカットし、磯田選手にパスをつなぎゴールラインまで走りきりゴール下にトライ、28対35。








後半36分には日野自動車に6トライ目を許してしまい再度14点差に広げられますが、後半39分には、この日自身3本目のトライを磯田選手が奪い、惜しくもゴールキックは外れますが、33対42と差を詰めます。

自陣の深い位置からでも、トライを取るために攻撃の手を緩めないヴォルテクス。
多くの攻撃を重ね、最後は早田選手がゴールラインを超えたかに思われましたが、トライが認められず無情にもノーサイド。
トップチャレンジリーグ1stステージの最終戦は、33対42で敗れました。

勝っても負けても4位が確定していたこの試合。21点差が開いた後も、最後まで諦めずに攻め続けたヴォルテクスの姿勢に、会場からは温かい拍手と声援が沸き起こりました。

試合後は、選手が入場門付近に移動し、観戦に来られた来場者の皆さまと交流を図りました。











ヴォルテクスは、トップチャレンジリーグ1stステージの全試合を終え、4勝3敗の勝ち点18で4位が確定しました。
三菱重工相模原ダイナボアーズは3位が確定。
1・2位は、11/25のHonda HEATと日野自動車レッドドルフィンズの直接対決の結果で1・2位が確定します。

ヴォルテクスは、トップリーグ自動昇格に向け、1stステージの課題を修正し、12月10日の2ndステージ初戦に全力で挑みますので、引き続きヴォルテクスへの熱い声援をよろしくお願いいたします!


〜この日3トライ。自慢の快足を確実にトライに結びつけた磯田選手のコメント〜

いつも応援ありがとうございます。

WTBの磯田です。

今回の日野自動車戦はリーグ戦最後の試合ということもあり、何としてでも勝たなければならない試合でしたが、結果に結びつけることは出来ませんでした。

この悔しさを12月から行われる2ndステージにぶつけて、次こそは勝利を掴みとりたいと思います。

寒い中試合会場へ足を運んでくださる方、陰ながらいつも応援してくださる方、そういった方達の声援はいつも私達に力を与えてくれます。

その声援に応えられるよう選手も必死になって頑張りますので、今後ともヴォルテクスの応援よろしくお願いいたします!



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