11月19日(土)、トップキュウシュウ決勝リーグ第1節、マツダブルーズーマーズ戦が福岡市の九電香椎競技場で開催されました。 トップキュウシュウリーグの決勝リーグ(順位決定戦)では、予選リーグでの1位〜3位が再度対戦し、トップキュウシュウリーグの最終順位を争います。 予選リーグを2位通過したヴォルテクス。トップキュウシュウリーグを1位通過(トップチャレンジ1出場)するために、ここからの決勝リーグ2試合は絶対に負けられません。 マツダブルーズーマーズとの予選リーグでの対戦は5点差の大接戦。 ヴォルテクスはそこからの3週間で、強みの精度向上と課題修正に時間を割いてきました。 この日曇り雨の予報でしたが、試合前には晴れ間も出る最高のコンディションの中、ヴォルテクスボールでキックオフ。
キックオフから敵陣に攻め込むヴォルテクス。アタック時のミスで相手にボールを渡すと、前半6分に自陣深くに入られ、マツダ得意のFW攻撃に防戦一方の時間が続きます。 16分には一度ゴールラインを越えられてしまいますが、児玉選手・松下(彰)選手がボールの下に体を入れ込みマツダにグラウンディングさせません。 そして、20分にはマツダのFW攻撃を耐え切りBKに展開されたところ、下釜選手の狙いすましたハードタックルが決まり、15分に渡る自陣深くのピンチを無失点で切り抜けます。
そして39分。ヴォルテクスは連続攻撃からリズムをつかみ相手のペナルティを得たところ、FW勝負を選択しラインアウトモールでマツダの強力FWに対抗します。 そして、FWが一歩ずつ力強く前に出て、最後は浦川選手がトライ。松下(彰)選手がコンバージョンゴールを決め7対0で前半を終了します。 前半はディフェンスの時間が多い中でも、少ないチャンスをものにし7点リードで前半を終えたヴォルテクス。 後半はアタックの機会を増やし、ヴォルテクスペースで試合を進め更に点差を広げていきたいところです。
後半の先制点はヴォルテクス。15分にFW・BK一体となった連続攻撃でマツダ陣深くに攻め込み相手のペナルティを誘います。 松下(彰)選手がペナルティゴールを決め10対0。
20分には、自陣に攻め込まれた所を途中出場の大山選手がブレイクダウンでプレッシャーをかけ、近くにいた加藤選手がボールを拾い、70mを走りきり中央にトライ。 17対0とリードを広げます。
後半29分には、マツダのBK展開にトライを許し17対5となりますが、34分には早田選手の個人技でマツダ陣ゴール前まで攻め込んだところでペナルティを獲得し、ペナルティゴールを松下(彰)選手が確実に決め20対5とします。
しかし36分。自陣深くに入られたところをラインアウトモールでトライを取られ20対12の8点差に詰め寄られます。
ボールを持てばリズム良く攻め込むヴォルテクスは、何度もゴール目前まで迫り、この日3度目のペナルティゴールを松下(彰)選手が確実に決め23対12。 そして最後は中盤のスクラムから島・下釜・中尾選手とボールをつなぎゴール目前まで来たところ、順目に展開し途中出場した河原崎選手がトライ。 28対12で試合終了となりました。
ヴォルテクスは、11月27日(日)11時30分から中国電力とレベルファイブスタジアムで対戦し、トップキュウシュウリーグの1位・2位を争います。 この試合に勝ってトップキュウシュウリーグ1位となると、1月からのトップチャレンジ1出場が確定し、負けるとトップチャレンジ2出場が確定します。 中国電力には9月の予選リーグ戦で敗れており、リベンジを果たすことはもちろんですが、今季の目標でもあるトップリーグ再昇格を果たすためには、相手を圧倒した上での勝利が必要です。 11月27日(日)レベルファイブスタジアムでヴォルテクスへの熱い声援をよろしくお願いします。
〜小さい体でも強いハートと熱いタックルでチームを助ける児玉選手のコメント〜 いつも応援していただきありがとうございます。 SHの児玉です。 香椎競技場での試合は今シーズン最後だったので、勝ちで終えることができ少しほっとしています。 今回の試合は「隙を見せない」というテーマを掲げ、練習中から取り組んできました。前半はまさにそのテーマ通りの隙のない厳しいDFをやりきることができ、チームの成長が感じられた試合だったと思います。 決勝リーグ2戦目は今シーズン2度負けている中国電力さんなので、限られた時間の中で更にステップアップし、リベンジできるようチーム一丸となって臨みます。 これからもトップリーグ再昇格に向け頑張るヴォルテクスへの熱い応援をよろしくお願いします。