10月29日(土)、トップキュウシュウリーグ予選リーグ第6節、マツダブルーズーマーズ戦が、プロ野球日本シリーズ第6戦(広島VS日本ハム)が開催される広島市にあるCCW広島総合ラグビー場で開催されました。 トップキュウシュウリーグの予選リーグ最終節を4勝1敗で迎えたヴォルテクス。 予選リーグを2位までに通過できれば、決勝リーグ(順位決定戦)2試合を福岡で開催できるアドバンテージがあり、1敗のヴォルテクスはこの試合に負けるわけにはいきません。 ウォームアップから良い緊張感を持って準備を進める選手たち。 秋晴れの快晴と強い風が吹くCCW広島総合ラグビー場で、風下のヴォルテクスボールのキックオフで試合が開始されました。
前半10分。ラインアウトから左に展開し、松下(彰)選手がマツダDFラインの背後に蹴ったボールを磯田選手がキャッチしトライ。惜しくもゴールは外れますが、5対0と先制点を奪います。 続いて19分、ラインアウトから中村選手が強く前に出て、勢いよく入ってきた井上選手に小森選手が技ありのパス。井上選手がゴール下にトライし、12対0とリードを広げます。
強風の風下でも優位に試合を進めるヴォルテクス。自陣深くにキックで蹴り込まれる展開でしたが、今日のヴォルテクスのDFは連携が取れてマツダブルーズーマーズにトライを許しません。 しかし、34分にバックスのハイタックルから自陣深くに釘付けにされたヴォルテクス。マツダブルーズーマーズの強力なスクラムに何度もペナルティを犯し、プロップの池田選手がスクラムでシンビン(10分の一時退場)となったところで認定トライを許し、12対7で前半を終えます。
シンビンで後半7分まで14人で戦うヴォルテクス。後半は風上となるため、エリア獲得を優先に試合を優位に進めたいところです。 後半6分には、松下(彰)選手がペナルティゴールを狙いますが、惜しくも左に逸れてしまいます。 シンビンも解け15人が揃ったヴォルテクスは、風上の優位を生かしマツダ陣内で試合を進め、BKが何度もゴール前まで迫りますが、ゴールラインを越えることができません。
追加点が取れないヴォルテクス。 自陣に蹴り込まれたキックを早田選手がカウンターし、ゴールラインを超えましたが、タッチラインに出たとの判定でノートライとなります。 終始、ヴォルテクスのディフェンスは機能し、マツダブルーズーマーズにチャンスを簡単に与えませんが、2度ほどBKラインの裏に出られたピンチには、加藤選手と磯田選手がしっかり止め、追加点を許さず12対7で試合終了となりました。 勝って反省。課題もたくさん見つかり、次につながる試合となりました。
これでトップキュウシュウリーグ予選リーグの全日程が終了し、ヴォルテクスは予選リーグ2位通過が確定しました。 決勝リーグ(順位決定戦)は1位〜3位が再度対戦し、トップキュウシュウリーグの最終順位を争います。 2位通過のヴォルテクスは、11月19日(土)にマツダブルーズーマーズ(九電香椎競技場)、11月27日(日)に中国電力(レベルファイブスタジアム)と対戦し、トップキュウシュウリーグ1位通過(トップチャレンジ1出場)を目指します。 今季の目標でもあるトップリーグ再昇格を果たすためには、絶対に負けられない2戦となります。 先を見ず一戦一戦大事に戦っていきますので、引き続きヴォルテクスへの熱い声援をよろしくお願いします。
〜体を張ったタックルでチームを鼓舞し続ける下釜選手のコメント〜 こんにちは。 CTBの下釜です。 マツダ戦はアウェーでの試合にも拘らず、たくさんの応援ありがとうございました。 試合内容は私たちにとって納得のいくものではなかったですが、前を見て次に繋げていきたいと思います。 これからプレーオフ、トップチャレンジが始まり、 負けられない試合が続きます。 トップリーグ昇格のために全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします!