7月23日(土)、夏季オープン戦1戦目となる中国電力戦が香椎グラウンドで開催されました。 厳しい夏合宿を乗り越えた選手たち。成長した姿を見せる絶好の機会です。 相手は近年チームの強化が著しく、一昨季・昨季とトップキュウシュウリーグで大接戦となっている中国電力です。 純日本人チーム同士としても絶対に負けるわけにはいきません。 日差しが強い夏空の下、ヴォルテクスボールのキックオフで試合が始まりました。
前半開始早々から敵陣深くに攻め入ったヴォルテクスは、中鶴主将の突破を軸にFW近辺を執拗に攻めますが、サポートが少なくなったところをターンオーバーされ、そのままトライを許してしまいます。 敵陣深くまで攻め込みながら一発でトライまで持っていかれたヴォルテクス。 嫌な雰囲気になりますが、アタックでは一人一人が強く前に出てリズムをつかみます。
そして12分。大山選手の力強い突進でゴール目前まで迫ったプレーが故意の反則を誘います。 相手選手が一時退場となったチャンスを逃さず、FWがラインアウトモールをしっかり押し込んでトライ。 松下(彰)選手のゴールキックも決まり7対7の同点となります。 連続トライを狙いたいヴォルテクスですが、敵陣に入るものの相手のキックに対応できず、ミスで自陣に戻されるというプレーを何度も繰り返し無得点のまま時間が過ぎていきます。
そんな状況の中、この日活躍した齊藤選手のラインブレイクから最後は末藤選手がトライラインを越えたかと思われるプレーがありましたがノートライ。 その後得たペナルティもキックミスで自らチャンスを潰し、敵陣深くのチャンスから逆に自陣22mでのディフェンスとなってしまいます。 そのピンチはなんとか守りきったヴォルテクスでしたが、その後の32分に相手のBKにうまく走られトライを許します。
すぐに同点に追いつきたいヴォルテクスは井上選手の好プレーから末藤選手にボールが渡り大きく前進しますが、そのボールも相手に奪われてしまいます。 その後もボールを確保してはミスで相手にボールを献上してしまい、フラストレーションのたまる試合展開が続きます。
そして終了間際、自陣ゴール前のラインアウトからトライを許し7対21とリードされ前半終了。 ボールを持てば前に出れているだけに、ミスと精度の低さで自滅した前半。 後半はブレイクダウンの修正とボールを保持し続けて攻めたい所です。
後半はスタートから体を当てた良いタックルが何本も見られますが、反則によるラインアウトモールからトライを許し7対26と更にリードを広げられます。
早い時間にトライを返したいヴォルテクスですが、ハイタックルで2選手が10分の一時退場となり、リードされているにも関わらず13人の時間が続いてしまいます。
その後も、中国電力のスピードあるアタックを止めきれず27分にもトライを許し7対33。 15人に戻った37分に、島選手の個人技でトライを返すのみで14対33で敗戦となりました。 夏合宿の成果を全て発揮できずに終わった試合。今シーズン一度も勝ちきれないヴォルテクス。 まだまだ何かが足りない。そう強く反省させられた敗戦となりました。
中国電力の皆さま、観戦にお越しいただいた来場者の皆さま。 暑い中お越しいただきありがとうございました。 夏季オープン戦2戦目は8月6日(土)に宗像サニックスブルースとサニックス玄海Gで対戦します。 ヴォルテクスは前を向いて一生懸命頑張りますので御声援お願いします。