1月30日(土)コカ・コーラレッドスパークス戦 レベルファイブスタジアム(福岡) 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス コカ・コーラレッドスパークス
14   14

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 0 0 0 0 0 14
後半 2 2 0 0 14
コカ・コーラレッドスパークス 前半 1 1 0 0 7 14
後半 1 1 0 0 7



九州電力キューデンヴォルテクス出場選手
1 池田 圭治 → 小柳 和幸(後半17分)
2 佐藤 孝樹 → 松永 辰哉(後半36分)
3 今村 光希
4 園中 良寛
5 浦 真人 → 進藤 猛(後半38分)
6 平田 一真→ 中村 元気(後半24分)
7 小原 渉
8 井上 敬浩
9 小森 光太郎→ 児玉 大輔(後半23分)
10 松下 彰吾
11 磯田 泰成
12 中 憲章
13 下釜 優次
14 早田 健二 → 荒牧 佑輔(後半36分)
15 加藤 誠央

前半得点経過  前半Kick off : コカ・コーラレッドスパークス
前半 チーム 選手 種類 得点
11分 コカ・コーラレッドスパークス ティム・ベイトマン T 0-5
12分 コカ・コーラレッドスパークス 福田 哲也 G 0-7
43分 九州電力 松下 彰吾 PGx 0-7

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス
後半 チーム 選手 種類 得点
9分 九州電力 磯田 泰成 T 5-7
10分 九州電力 松下 彰吾 G 7-7
15分 コカ・コーラレッドスパークス ティム・ベイトマン T 7-12
17分 コカ・コーラレッドスパークス 福田 哲也 G 7-14
18分 九州電力 園中 良寛 T 12-14
18分 九州電力 松下 彰吾 G 14-14

宿敵を相手にトライを取られては取り返す激闘の末、惜しくも引き分け。トップリーグ昇格を逃す。

1月30日(日)トップリーグ入替戦のコカ・コーラレッドスパークス戦が福岡市のレベルファイブスタジアムで開催されました。
トップチャレンジ1を3位通過したヴォルテクス。 来季のトップリーグ挑戦権をかけて、同じ福岡市東区に本拠地を構えるトップリーグ14位のコカ・コーラレッドスパークスに挑みます。
昨年も同じトップリーグ入替戦で対戦し、8対53で大敗した強敵です。 この試合で1点でも相手を上回ることができれば、3年ぶりのトップリーグ昇格を掴み取ることができます。

ワールドカップイヤーのため、下部リーグからのトップリーグ自動昇格がない今季。
この入替戦1戦のために、1年間ハードなトレーニングを積んできました。今週のヴォルテクスの雰囲気は非常に良く準備も完璧です。

今季最後のホームゲームとなったこの試合。 ファンクラブのテント前ではいつもと同じように試合に出場しない選手がファンの出迎えの為に登場。応援に駆け付けてくれたたくさんのファンと交流しました。


第1試合でトップチャレンジからトップリーグ昇格を果たした宗像サニックスブルースの歓喜を横目に、ウォーミングアップに集中して取り組むヴォルテクス。 前日までの悪天候を感じさせない爽やかな冬空の下、コカ・コーラボールのキックオフで試合は始まりました。

序盤から相手陣深くで何度も攻撃を続けるヴォルテクス。今季トップリーグを戦い抜いてきたコカ・コーラ陣のゴールラインは簡単には越えることができません。
しかし11分。相手の外国人にうまくスペースをつかれゴール中央にトライを許します。0対7。
ここから自陣ゴールを背にした時間帯が続きますが、加藤選手・早田選手のナイスタックルでトライを防ぎます。
この日のヴォルテクスはグラウンドに立つ15人が常に最高のパフォーマンスを発揮し続けます。






その後もコーラ陣深くに攻め込みますが、相手のプレッシャーからミスを犯しチャンスを潰してしまいます。
めまぐるしく攻守が切り替わる中、何度攻め込まれても気持ちの入ったタックル、ブレイクダウンでのプレッシャーでボールを取り返し、トライを狙いに行きます。

前半終了間際には45mのペナルティゴールを松下(彰)選手が狙いますが、わずかに右にそれ0対7で前半を終了します。







後半も立ち上がりから前半の勢いそのままに、平田主将・下釜選手・佐藤選手・井上選手の激しいタックルでトライを防ぎます。
そして激しく前に出続けたヴォルテクスに待望の得点が生まれます。

9分、敵陣10m付近の右スクラムから、中鶴主将が個人技でラインブレイクしゴール目前までボールを持ち込み、そのボールを素早く小森選手が展開し、松下(彰)選手⇒加藤 選手⇒磯田選手と渡り左隅にトライ。さらにこの難しい角度のゴールキックを松下(彰)選手が決め7対7の同点になります。






その後、リードを奪うためにアタック・ディフェンスで攻め続けるヴォルテクスでしたが、15分にディフェンスのギャップを相手外国人に突かれ、トライを奪われ7対14。

またリードされ嫌な雰囲気になりかけた直後のキックオフ。相手選手のキックを園中選手が体を張ってチャージし、そのままボールを確保して中央にまわりこみトライ。
14対14とすぐに同点に追いつき、観客席の興奮も最高潮に達します。






その後も、チャンスを得て敵陣に攻め入るヴォルテクスですが、相手のディフェンスも厳しく、ゴールラインを越えること出来ません。
後半40分終了を知らせるホーンが鳴った後も、ヴォルテクスは勝利に向けて精一杯攻め続けますが、14対14のまま無情にもノーサイド。

悔しさで泣き崩れるゲームメンバー達。観客席で応援していたゲームメンバー外の選手達も同じ想いでグラウンドを見つめ、涙を堪えていました。
試合後、瓜生監督は「このチーム、このメンバーを誇りに思う」と選手・スタッフに熱く語りました。





応援にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
来季もトップキュウシュウリーグからトップリーグ入りを目指すことになります。
ヴォルテクスを応援いただいたファンの皆さま、ラグビー協会はじめ地域関係者の皆さま、選手・スタッフを練習に快く送り出してくれた職場の皆さま、 選手・スタッフをサポートしてくれた家族の皆さま、1年間本当にありがとうございました。

この試合の全てを来季につなげていきますので、引き続き九州電力キューデンヴォルテクスの御支援・御声援をよろしくお願いします。


〜入替戦でも先頭に立って体を張った中鶴主将・平田主将のコメント〜

(中鶴主将)

日頃より応援ありがとうございます。 主将の中鶴です。

1/30トップリーグ入替戦。
この80分間のために一年間やってきました。
選手やスタッフ、チーム全員が勝ちたいという気持ちを持ってこの試合に臨み、チームの「全力」を出し尽くしました。
スローガン「Stay Connected」をチームで共有・表現し続けた80分間であったと思います。
しかし、結果は14−14。勝つことはできませんでした。良い試合で終わってしまいました。
全力を出したヴォルテクスでしたが、トップリーグ昇格に何かが足りなかったということだと思います。
越えられなかった1点。小さいようで大きいこの差を越えるべく、また一年頑張っていきます。

ヴォルテクスを支えていただいている多くのファン、社員、家族の皆さま。
たくさんの応援ありがとうございました。
今シーズンは、地元福岡レベルファイブスタジアムで3試合行い、通算2勝1分け負けなし。
多くの方が会場に足を運んで応援して頂いたおかげです。
トップリーグに昇格し、大きな舞台で、みなさんの前で試合がしたい、という思いが強くなりました。
来季こそトップリーグ昇格の喜びを分かち合いましょう。
今後とも応援よろしくお願い致します。



(平田主将)

まず初めに、レベルファイブスタジアムでのたくさんの応援、本当にありがとうございます。
去年の入替戦でコカ・コーラに8対53で敗戦し、今季必ずトップリーグに再昇格するということを目標に1年間準備し戦いましたが、目標に達することはできませんでした。
14対14、勝ちきることができなかった悔しさを感じたと同時に、トップリーグとの差を感じ、ここで感じた差を来季は超えるための1年にします。

今年もグランドへ多くの方々に足を運んでいただき、グランドでの声援がとても力になりました。
来季こそは必ずトップリーグ再昇格を果たし、笑ってシーズンを終えたいと思います。

最後になりましたが、今年1年間応援していただいた職場の皆様、ファンの皆様、本当に ありがとうございました。



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