前半の大量失点が響き悔しい敗戦
1月24日(日)、トップチャレンジ1第3節の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦が大阪府の花園ラグビー場で開催されました。 トップチャレンジ1の第3節を1勝1敗の勝ち点5で迎えたヴォルテクス。 この試合に勝った方がトップチャレンジ1の2位となり、トップリーグ15位のNECと熊谷ラグビー場で対戦。 負ければトップチャレンジ1の3位となり、トップリーグ14位のコカ・コーラレッドスパークスとレベルファイブスタジアムでの対戦が決まります。 トップチャレンジ1、最終節の相手は三菱重工相模原ダイナボアーズ。 外国人選手(アジア枠・帰化選手も含む)を多数在籍させ、トップイーストリーグを圧倒的な力で突破してきた相手です。 ヴォルテクスも昨季のトップチャレンジ1で対戦し、外国人選手を中心にした相手の攻撃を止めきれず23対36で敗れています。 この試合も、先発メンバーに外国人選手を多数揃えてきた三菱重工相模原ダイナボアーズ。 来週の入替戦を考えずに、この一戦に必勝を期して臨むヴォルテクスのキックオフで試合は始まりました。 前半6分。相手のラインアウトからのアタックを止めきれずトライ。0対7。 続く13分にも、カウンターアタックで右に展開されトライ。0対14。 21分にはPGを許し0対17とリードを広げられます。
ヴォルテクス待望の得点は25分。齊藤選手のハイパントでこぼれたボールがヴォルテクス側へ転がってきたところを小原選手が体を張って確保。 タックルされながらもパスをつなぎ中鶴主将がトライ。5対17。 連続トライを狙いその後も中鶴主将の縦突破を中心に攻め続けますが、相手ゴール前で相手FWにインターセプトされキックで自陣に返されます。 その直後の36分には、タックルミスから相手にラインブレイクされ中央にトライを許し5対24。 前半終了を知らせるホーンが鳴った後の42分にもトライを許し、5対31と大きくリードされハーフタイムに入ります。
後半からは、松下選手・園中選手・早田選手を投入すると一気に勢いが上がります。 5分。キックボールが不運にも相手の胸に収まりトライを許し5対38となりますが、気持ちを切らすことなく粘り強いディフェンスを続けたヴォルテクスは、 19分に素早いプレッシャーで相手のミスを誘いこぼれたボールを磯田選手が拾いあげ50mを走り切りトライし、12対38と追い上げます。 さらにここで松永選手・小柳選手・中村選手を投入し引き寄せた試合の流れを放しません。
続いて28分、またもやディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、こぼれたボールを早田選手が拾い独走。周りのサポートを待ちつつ敵陣深くに攻め込みます。 その後のラインアウトから井上選手の個人技でチャンスを作り磯田選手がトライ。19対38と差を縮めます。 前に出るディフェンスが機能し、後半になっても足を止めず動き続けます。 しかし、34分にトライを奪われ、結果19対43でノーサイド。 前半の失点が響いたヴォルテクス。後半のスコアは上回っただけに前半の戦い方に悔いが残ります。 寒い中、応援にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
次戦は今季最終戦のトップリーグ入替戦。この日のために一年間ハードトレーニングを続けてきました。 相手は、同じ福岡市を本拠地とするコカ・コーラレッドスパークです。コカ・コーラレッドスパークスには、2年前のトップリーグ最終節に敗れTL自動降格、1年前はトップリーグ入替戦で戦い8対53で大敗した相手です。 年々レベルが上がるトップリーグを14位で終えた強豪相手に、ヴォルテクスは今季やってきた全てを発揮できるのか。 泣いても笑ってもこの一戦で来季戦うステージが決まります。 勝負は1月30日(土)14時20分にレベルファイブスタジアムで開催されます。(1試合目は、サニックスvsドコモ) 皆さまの大応援をよろしくお願いします。
〜後半からの出場でヴォルテクスに流れを引き寄せるプレイを見せてくれた松下選手のコメント〜 大阪まで足をお運びいただきましたファンの皆さま、応援ありがとうございました。 試合を通じて、三菱重工さんの的確なキックでエリアを取られ、簡単に失点してしまいました。 ヴォルテクスも後半、巻き返しを図りテンポ良くボールを動かし効果的なATで得点しましたが負けてしまいました。 しかし、今シーズン最後、入替戦がまだあります。この試合に勝つために1年間練習してきました。 相手は昨年同じ舞台で戦ったコカ・コーラさんです。なんとしてでも勝利を収めトップリーグに昇格します。 皆さま、今シーズン最後、最高のご声援をお願いいたします!