トップチャレンジ１ 初戦は大阪府警察をノートライに抑え快勝！

１月１０日（日）トップチャレンジ１ 第１節の大阪府警察戦が福岡市のレベルファイブスタジアムで開催されました。

トップチャレンジ１では３つの地域リーグをそれぞれ１位で通過した、三菱重工相模原ダイナボアーズ（トップイースト）・大阪府警察（トップウエスト）・ 宗像サニックスブルース（トップキュウシュウ）に、トップチャレンジ２を１位通過したヴォルテクスを含めた計４チームで総当たり戦を行い順位を決定します。

その順位で、１月３０日のトップリーグ入替戦（相手はリコー、コーラ、NEC、NTTドコモのいずれか）に臨むことになります。
強豪揃いのトップリーグチームが相手ですが、トップチャレンジ１を１位通過すれば、ホームスタジアムで入替戦に臨むことができるため、 １位通過を目標にトップチャレンジ１の３試合を戦い抜きたいところです（トップリーグ入替戦の会場は、熊谷ラグビー場、花園ラグビー場、レベルファイブスタジアムのいずれかでの開催が決まっています）。

トップチャレンジ１の初戦はトップウエスト１位の大阪府警察。
年末年始も休まずにトレーニングを重ねてきたヴォルテクスにとっては、大声援の後押しを受けれるレベルファイブスタジアムで勝利・勝ち点５をゲットして波に乗りたいところです。

試合は大阪府警察のキックオフで始まりました。

開始から両チームとも激しく身体をぶつけ続けます。ヴォルテクスも自陣に攻め込まれますが、出足の鋭いラインディフェンスで相手にプレッシャーをかけます。
先制点は前半９分。ヴォルテクスは自陣で反則を犯し、大阪府警察にペナルティゴールを許し、０対３。
２１分にも同様にペナルティゴールを狙われますがこれは失敗し、０対３のまま前半も半分が過ぎます。

この日激しいタックルを何度も決めた平田選手、ハイパントキャッチ等で勇気あるプレーを見せた早田選手の活躍で敵陣に入りますが、大阪府警察の激しいディフェンスにゴールラインを越えることができません。

ヴォルテクスに待望の得点が入ったのは２６分。右ラインアウトでＦＷが近場を攻めた後にＢＫに展開し、最後は磯田選手が走りきり左隅にトライ。 ５対３とリードします。

直後の２９分、平田主将の猛タックルから相手ボールを奪い返し、加藤選手から下釜選手に渡り、下釜選手が大きく前に出た所を再度サポートした加藤選手につなぎゴール中央にトライ。１２対３。

続いて３２分、右ラインアウトからの攻撃で小森選手から直接パスを受けた加藤選手が左タッチライン際の狭いスペースで２人を振り切り、３人目も引き付け磯田選手につなぎ、磯田選手が２本目のトライ。
この後も敵陣深くに攻め込みますが、追加点が奪えず前半を１７対３とリードして折り返します。

エリアの変わった後半１７分、自陣右スクラムからＢＫに展開し下釜選手がラインブレイク。
サポートに来た加藤選手へのパスが相手に一旦渡りますが、加藤選手がタックルでボールをハンブルさせたところをドリブルしインゴールでグラウンディング。
加藤選手の２本目のトライで待望の追加点をあげ２４対３となります。

更に２５分には相手の反則によるペナルティからタッチに蹴り出し、ＦＷがモールを押し込み平田主将がトライ。
途中出場の齊藤選手のコンバージョンゴールも成功し３１対３とリードを広げます。

後半３３分・３９分には、ＦＷの２人が反則の繰り返し等によるシンビン（１０分間の一時退場）となります。
レベルファイブスタジアムの大声援を受け１３人でゴールラインを背にして守り続けるシーンが続きますが、この日のヴォルテクスはディフェンスが機能し、最後まで集中力を切らさずに相手をノートライに抑え試合終了。
４トライ以上に与えられるボーナスポイントを含め勝ち点５をゲットしました。

試合後にはスタジアム入口のテント前でゲームメンバーを中心にファンとの交流を行いました。
いつも応援していただいているファンの方への感謝を込めて、その場でサインを入れたミニノートやボールをプレゼント。
短い時間でしたが子どもから大人までたくさんのファンの方と直接言葉を交わすことができ、選手たちも次の試合に向けての力をいただきました！

次は宗像サニックスブルース戦。トップキュウシュウリーグの２試合ともに、ノートライで大敗を喫している相手です。
今回は意地を見せれるのか、また悔しい結果となるのか。勝負は１７日（日）東京の秩父宮ラグビー場で１１時４０分にキックオフされます。

応援にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。次戦も一生懸命戦いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

〜勇気あるハイパントキャッチを何度も見せチームを勢いづかせた早田選手のコメント〜

大阪府警察との試合は31対3で勝利する事ができました。
多くのファンの皆様のご声援が本当に私たちの力となりました。ありがとうございます。

試合の内容はというと、序盤は大阪府警のプレッシャーもあり、試合をしている私たちも見ている人たちもフラストレーションの溜まる試合展開でしたが、 練習でやってきた細かな動き出し、タックル、パスなどが徐々に発揮され、試合のペースを掴み、九電らしさを出せた結果試合に勝てたと思います。

これから、トップチャレンジ第二戦、第三戦、そして入替戦と試合が続きますが、ヴォルテクスらしいひたむきなプレーをして、 試合をしている選手も試合を見ているファンの方たちも全員が楽しめるプレーができるように頑張ります。
そして、多くの方に感動を与えられるような試合をしていきますので、ご声援よろしくお願いします。

私は今年でラグビーを始めて26年目に突入しますが、最近またラグビーの楽しさ、魅力を感じています。
ここまで仲間想いになれるスポーツはないと思うし、ラグビーでの絆は深く熱いものがあります。
仲間のために、チームのために、試合に勝ったときの喜びは計り知れません。やっぱりラグビーやってきて良かったと最近改めて感じています。

今年一年私たちはトップリーグ再昇格に向けて日々激しい練習に取り組んでいます。
今シーズンは泣いても笑ってもあと３試合しかありません。
自信と誇りを持って、あと３試合にすべてをかけたいと思います。
ラグビーワールドカップで日本が南アフリカに勝利したときのように、 感動を与えられるような試合をしてトップリーグ再昇格という最高の結果を掴み取れるように頑張ります。