攻めて、守って、耐えて、九電ラグビーで今季二勝目を飾る!
1月5日(日)14:20レベルファイブスタジアム。気温は高くもなく低くもなく絶好のコンディションの中、キックオフのホイッスルと同時に熱い熱い戦いの火蓋が切って落とされました。
前半はヴォルテクスのキックオフで試合開始。試合を優位に進めるためにも、ヴォルテクスとしてはどうしても欲しい先制点。ゲームが動いたのは前半1分、ペナルティを得たヴォルテクスはキックを有効に使い敵陣へ攻め込みます。敵陣でのラインアウトから連続攻撃を仕掛け、最後はSO齊藤選手からのパスを受けたWTB加藤選手がインゴールに飛び込みトライを奪います。 ゴールは失敗しましたが、待望の先制点を取ります。5−0。
その後、リコーの連続攻撃を、体を張ったディフェンスで必死に食い止めますが前半7分、ディフェンスラインを突破されトライを奪われます。ゴールも決まって5−7。 このままリコー優勢で試合が進むのかと思われた時、今シーズンはスタメンでの出場機会が無く、やっと掴んだチャンスに燃えていたFL平田選手に、リコーに傾き掛けた試合の流れをヴォルテクスにぐっと引き寄せるビッグタックルが生まれます。 そして後半12分、敵陣22m付近からのリコーのキックをキャッチしたWTB吉田選手を起点に、ヴォルテクスは一気に展開し、WTB加藤選手が右サイドを走り抜け3人を抜き去り、4人目のタックルを受けてタッチに押し出される寸前に内側にパス。フォローしていたCTBスウィーニー選手がトライを奪います。ゴールも決まって12−7となります。
その後も、キックを有効に使い敵陣に攻め込みますが、厚いリコーのディフェンスを突破できません。前半26分、連続攻撃を仕掛けていたヴォルテクスのミスからリコーにトライを奪われます。ゴールは失敗し12−12。
しかし、攻め続けるヴォルテクスは前半30分、敵陣10m付近のラインアウトから連続攻撃を仕掛け、FB荒牧選手が内側に走り込んできたWTB加藤選手にパス。この試合、ボールを持てば何かやってくれると期待させる加藤選手が、リコーのタックルを振り払い前進します。最後は加藤選手からのパスを受けたWTB吉田選手がインゴールに飛び込みトライを奪います。ゴールも決まって19−12で前半を折り返します。
リコーのキックオフで後半開始。後半9分、リコーボールをターンオーバーしたヴォルテクスは展開します。最後は左サイドを走るWTB吉田選手をフォローしていたLO進藤選手がインゴールに飛び込みトライを奪います。ゴールは失敗しますが、24−12とリードを広げます。
このまま突き放したいヴォルテクスでしたが、後半22分、リコーの連続攻撃からトライを奪われます。ゴールは失敗し24−17。 トライを取っては取り返される一進一退の展開に、ヴォルテクス応援団の「ゴー!ゴー!キューデン!」の声援と共に、スタジアムで応援するファンの声も次第に大きくなり、力強く響き渡り選手を後押しします。
応援に後押しされ、攻めるヴォルテクス。後半25分、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを作り、FWが一つになりインゴールに傾れ込みトライを奪います。ゴールも決まって31−17となり、再びリードを広げます。
しかし、簡単には勝たせてくれないのがトップリーグ。後半31分にモールでトライを奪われます。ゴールも成功し31−24となります。
そして残り5分。攻めるリコー、鋭いタックルで凌ぐヴォルテクス、固唾を飲んで見守る両チームのファン。残り4分・・・3分・・・刻一刻とノーサイドの時間が近づく中、残り1分というところでリコーにトライを奪われます。この時点で31−29。 ゴールが決まれば31−31の同点。外せば勝利。静まり返る会場。リコーの選手が蹴ったボールはゴールの方向へ向かいますが、僅かにそれてノーゴールとなり試合終了。大歓声が会場に響き渡ります。
無邪気に飛び跳ね、抱き合って喜ぶ選手たち、ヴォルテクスファンの居るスタンドからは歓喜の声が! 選手、スタッフ、応援団、そしてヴォルテクスファン、一体となって勝ち取った今季2勝目!
会場までお越しいただき、80分間選手に熱い声援を送り続け、チームを後押ししていただきましたファンの皆さま、本当にありがとうございました! 今季初勝利と同様に福岡の地で、ファンの皆さまに「2勝目」を届けることができました。 トップリーグも残り2試合となりました。次節はベストアメニティスタジアム(佐賀)にてNTTドコモレッドハリケーンズと対戦します。ヴォルテクスはこの勢いのまま全力で挑みます。引き続き変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。