攻め続ける姿勢を見せ後半追い上げるも勝利には届かず

１０月５日（土）、トップリーグ１ｓｔステージ第５節のＮＥＣグリーンロケッツ戦が愛媛県松山市のニンジニアスタジアムで行われました。この日の松山市の天候は雨。気温も低く、激しい雨の中での対戦となりました。

第３節で昨年の覇者サントリーに勝ち好調を維持するＮＥＣのキックオフで試合開始。 先制したのはＮＥＣ。前半３分。ＮＥＣはヴォルテクスの反則からタッチキック、直後のラインアウトからの連続攻撃でトライを奪います。ゴールは決まらず０−５。
この日のＮＥＣは、雨天のセオリーであるキックを主体にした攻撃を徹底します。 続く前半７分、ＮＥＣが自陣からキックを織り交ぜながらヴォルテクス陣内に攻め込むと、ヴォルテクスは自陣１０ｍ付近でオフサイドの反則。ＮＥＣがペナルティゴールを決めて０−８。

前半１５分もヴォルテクスの反則から再びタッチキックとなり、ラインアウトからの連続攻撃で２本目のトライを奪われます。ゴールは決まらず０−１３。
前半２５分、ＮＥＣ３本目のトライも、ラインアウトからの連続攻撃でした。ゴールも決まって０−２０。 前半３１分。反撃に出たいヴォルテクスにチャンスが訪れます。ＮＥＣボールのラインアウトからこぼれたボールを奪い、連続攻撃を仕掛けます。いい攻撃でしたが、キャッチして走り込めばトライだったラストパスを痛恨のノックオン。トライチャンスを自らのミスで逃します。 この後は、一進一退が続き前半終了。

後半はヴォルテクスが開始早々から攻め込みます。 後半６分。敵陣でＮＥＣが反則。タップキックから速攻を仕掛け、連続攻撃の中、ＦＬ小原選手が大きくＮＥＣディフェンスを突破し、最後はＷＴＢ吉田選手が左隅にトライ。反撃の狼煙を上げます。ゴールは決まらず５−２０。
しかし後半１１分、ヴォルテクスのキックをキャッチしたＮＥＣがカウンターアタック。外国人の大型ＷＴＢに大きくゲインされた後、ボールを繋がれトライを奪われます。ゴールは決まらず５−２５。
続く後半１８分、ヴォルテクスは自陣で反則。ＮＥＣがペナルティゴールを決めて５−２８。

しかし、ヴォルテクスは最後まで諦めません。 後半２８分、敵陣２２ｍ付近のスクラムから連続攻撃を仕掛け、最後はＰＲ池田選手が飛び込んでトライ。ゴールは決まらず１０−２８。必死にＮＥＣを追い上げます。
後半４０分、敵陣２２ｍ付近のスクラムからNo.8ルアマヌ選手が左サイド攻撃を仕掛け、連続攻撃の後、最後は再びルアマヌ選手がゴールラインを超えます。ゴールは決まらず１５−２８。 ヴォルテクスの反撃もここまで。ノーサイドとなりました。

後半は、好調ＮＥＣを上回る戦いが出来ており、それだけに前半２５分までの失点が悔やまれるゲームとなりました。 大事な場面でのミスや反則の多さなど課題はありますが、最後まで諦めることなく攻め続けた姿勢は、必ず次節以降の戦いに繋がると確信しています。

最後になりましたが、雨の中会場に足を運んでいただき、選手に熱い声援を送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました。次節は東京秩父宮でＮＴＴコミュニケーションズシャイニングアークスと対戦します。勝利を目指し、チーム一丸となって挑みますので、引き続きご声援の程よろしくお願いいたします。