前半をリードするも、神戸製鋼の反撃に耐えられず連敗
9月7日(土)ホームゲームとなるレベルファイブスタジアムで、神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦が行われました。 ミスから自滅した前節の反省を修正出来ているのか、一週間という短い期間での修正力が試される試合となりました。 この試合の注目は、なんと言っても新入社員4名全員がスタメンで出場すること。地元九州で、トップリーグで戦いたいという想いを胸に入社した4人の、若さあふれるプレーが期待されます。
小雨が降る中、ヴォルテクスボールのキックオフで試合が開始されました。試合が動いたのは前半4分。ヴォルテクスがスクラムから連続攻撃を見せます。そして最後は、SO齊藤選手が神戸製鋼のディフェンスラインの裏に絶妙なキック。バウンドするボールが、追いかけるCTB中選手の胸に入り待望の先取点を奪います。ゴールも決まって7-0。
このまま攻撃を続けたいヴォルテクスは前半7分。神戸製鋼のキックをキャッチしたNO.8ルアマヌ選手からパスを受けたFB加藤選手が、神戸製鋼の選手を鮮やかに抜き去る素晴らしいランを見せます。連携ミスでトライまでいけなかったものの、ビッグゲインでチャンスを作ります。
このまま、優位に試合を進めたいヴォルテクスでしたが、簡単に思うようにはさせてくれないのがトップチームの強さ。ヴォルテクス陣で神戸製鋼の猛攻が続きます。しかしヴォルテクスも固いディフェンスで再三のピンチを凌ぎチャンスを待ちます。
前半27分。守り続けたヴォルテクスがチャンスを迎えます。ヴォルテクスの連続攻撃から、最後はWTB早田選手が相手選手5人をステップで抜き去りインゴールに飛び込みます。ゴールも決まって14-0。
前半も残り10分。このまま攻め続けたいヴォルテクスでしたが、神戸製鋼ボールのラインアウトから、神戸製鋼自慢のフォワードにモールで押し込まれトライを許します。14-7。
前半終了間際、神戸製鋼にペナルティゴールを決められ14-10。
前半は、粘り強いディフェンスで我慢し、チャンスの場面でトライを取るという理想的な形でリードして折り返すこととなり、後半に向けてヴォルテクスファンの期待が高まります。 その後半は、神戸製鋼ボールのキックオフで開始されます。 後半の立ち上がりも守り続けるヴォルテクスでしたが後半12分、マイボールラインアウトをターンオーバーされ、そのボールをつながれてトライを許し逆転されます。14-17。 その後、18分、22分、29分、32分とトライを奪われ、スコアは14-43となります。
このままでは終われないヴォルテクス。残り5分となったところから連続攻撃でチャンスを作るものの、最後まで神戸製鋼の厚いディフェンスを破ることがでないままノーサイドとなりました。
後半途中までリードするも、最後は力の差を見せつけられ14-43で敗れたヴォルテクス。応援いただいている皆さんの前で勝利し、喜びを分かち合いたかっただけに悔しい敗戦となりました。 最後になりましたが、雨の降る中、会場に足を運んでいただき、選手に熱い声援を送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました。 次節は宮城スタジアムでトヨタ自動車 ヴェルブリッツと対戦します。先ずは1勝目を挙げるためチーム一丸となって挑みますので、引き続きご声援の程よろしくお願いいたします。