ミスが続き自滅。開幕戦黒星スタート
9月1日(日)愛知県の豊田スタジアムで、ヴォルテクスの開幕戦となるNTTドコモレッドハリケーンズ戦が行われました。 昨シーズンはスタートダッシュに失敗し、開幕戦から7連敗という屈辱を味わったヴォルテクス。初戦からの流れが、リーグ戦の結果を大きく左右することを知っているだけに、なんとしても勝って今シーズンの流れを掴みたいこの試合。 新チームは2月から練習をスタートさせ、これまで1対1の局面で負けないためにフィジカルの強化を一つのテーマに厳しい練習に取り組んできました。 長かったようであっという間の7カ月。トップリーグで戦い、勝つために準備してきた7カ月。全てはこの日のために。 さぁ、待ちに待ったトップリーグ開幕戦。「応援してくれるファンの皆さんと勝利の喜びを分かち合いたい」という想いを胸に、最後まで全力で戦うことを誓い、ついにキックオフの時を迎えます。
キックオフから優位に試合を進めたいヴォルテクスでしたが、逆にNTTドコモにペースを掴まれる序盤となりました。攻め続けるNTTドコモに対し、体を張ったディフェンスで耐えるヴォルテクスでしたが、前半12分、NTTドコモのカウンターから継続されて、ついにトライを許します。ゴールは失敗して0−5。 早い時間帯で取り返したいヴォルテクスは前半20分。No.8ルアマヌ選手からのパスを受けたFL小原選手が、NTTドコモのディフェンスを突破しインゴールに飛び込みトライを奪います。ゴールも決まり逆転 7−5。
このままリードを守りたいヴォルテクスですが後半24分、マイボールラインアウトを相手選手に奪われトライを許します。ゴールも決まって7−12。後半30分には、NTTドコモボールのラインアウトから継続されてトライを奪われます。 7−17。
前半終了間際、NTTドコモのペナルティを起点に攻め続けるヴォルテクス。インゴールまであと一歩というところまで攻め込みますが、ミスもありトライを奪うことができないまま前半を折り返します。 ハーフタイムで気持ちを切り替えて臨んだ後半3分。ヴォルテクスの攻撃リズムが出てきた中でマイボールスクラムからバックスに展開しますが、相手選手にインターセプトされトライを許します。7−24。 このままでは終われないヴォルテクスは、キックで敵陣まで攻め込みチャンスは作るものの、セットプレーが安定せず、なかなかトライを奪えません。 攻撃の歯車が噛み合わないヴォルテクスは後半37分、NTTドコモのキックからトライを奪われ、終わってみれば7−29と完敗。ボーナスポイントも獲れず屈辱の敗戦となりました。
この流れを引きずるわけにはいかないヴォルテクスは立て直しを図り、次節、地元レベルファイブスタジアムで神戸製鋼コベルコスティーラーズを迎え撃ちます! 最後になりましたが、会場に足を運んでいただき、選手たちに熱い声援を送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました。引き続きご声援の程、よろしくお願いいたします。